江戸禁断らいぶらりい

阿刀田高

講談社/文芸

ジャンル:文芸

500円 (税別)

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eBookJapan発売日:2009年10月09日

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江戸禁断らいぶらりいの内容

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江戸禁断らいぶらりいの詳細

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 古今東西の文化に造詣の深い、いまや数少ない博覧強記の作家が江戸のポーノグラフィに遊んだ一冊。
 全編、江戸文化の粋があふれています。第一部は「ばれ句」。川柳の中でエロティックな情景を詠んだものが、ばれ句。俳句が世界でいちばん短い詩文学であるならば、ばれ句は世界でいちばん短いポーノグラフィだというのが著者・阿刀田高さんの見立てです。
 このばれ句、卑猥さの度合いから「高番」「中番」「末番」の三つのランクに分けられていて、最も卑猥な句とされたのが末番。この末番の中からこれはというものを選び出した句集が有名な『末摘花』(すえつむはな)で、いわばばれ句の宝庫的な存在だそうですが、阿刀田さんはこの『末摘花』以外からも共通のテーマに適うユーモラスなばれ句を拾い集めています。
 で、ばれ句の第一部、のっけから「腎虚」(じんきょ)、すなわちインポをめぐるばれ句が並んでいます。そして江戸時代の腎虚はさっぱり立たないインポテンツのことばかりでなく、その正反対のプリアピズムのことも指していたそうで、〝立ちっぱなし〟のほうの句もちゃんと出てきます。
「水切れで小僧夜ひる立ちどおし」
 という一句を紹介したあと、阿刀田さん、北原白秋の歌をこう変えてみせます。
「からだちのトゲは痛いよ・・・ まろいまろい、金の玉だよォ」・・・・・・。
 第二部「春本」、第三部「小咄」と阿刀田流のユーモアあふれる江戸ポーノグラフィ学が続き、興味はつきません。(2010/07/09)
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