書籍の詳細

宅配便の配達員をしている長谷川は、担当地区に住む有名デザイナーの青垣のことが気になっていた。青垣は非常に気難しげな男で、「ご苦労様」などの労いの言葉はかけてこないのに、ことあるごとに値の張る菓子などをくれたりする。気持ちは嬉しいものの、無愛想な態度でそれらを渡されても、長谷川は素直に喜ぶことができない。そんなある日、青垣が無愛想なのは自分に対してだけだということを知るが……。

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4.0 レビュー総数:1件
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  • 匿名希望
    こ洒落た話じゃあないですか
    客と宅配のおにいさん、同じ大学の知り合い、仕事の取引先の相手、兄貴の友達、久しぶりに再会した幼なじみなど、一話完結のショートショートで構成されています。二作目を読み始めて、あれ、一作目と違う話だけど、どこか似たストーリーだと気づきました。三作目になって、異なるシチュエーションのなかで、いすれも出会いをめぐるぎこちなさ、もどかしさ、ほろ苦さなを共通のテーマを描いていることに、これ、意外と奥深いかもと唸っていました。いずれも短編なので、ちょっぴり物足りない気もしますが、一冊全部を通して読むと、何とも言えない、こ洒落た話じゃあないですかという不思議な満足感に満たされます。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年05月05日