書籍の詳細

貴方に出会ったあの幼い日から、私の想いは彷徨っている。私の名は光の君。夜毎繰り返される戯れの、その先にただあるのは、かなわぬ貴方への狂おしいまでの恋心――。紫の君という少女を愛しみながらも、藤壺という女御に叶わぬ想いを抱き続けた光の君。その罪深き男が長い時を経て現代に!?その男の名前は葉月。生まれかわった彼の使命は…!?嶋木あこが描く異色源氏物語!!

まだユーザーレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか?

月下の君のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 前世と現世が本当に上手く違和感なく美しく合わさる描写に思わず唸りたくなります。感嘆です。
    光源氏の藤壺への叶わぬ想いが、その後の紫の上との悲恋、そして紫の上と千年後に再び会おうと約束し、来世へと繋がるわけで…。
    このお話のベースは、すごく切ないです。光源氏の想いが随所でひしひしと伝わってきます。
    ですが、話自体は非常にコミカルで面白かったです。
    光源氏の生まれ変わりの激モテ葉月君は、実は女性恐怖症で手が震えちゃったり。
    一方、紫の上の生まれ変わりである舟(しゅう)ちゃんは、前世の記憶など全くなくて。
    脇役の源氏物語マニアのヒロシ君が、かなりイイ感じです。
    葉月君と舟ちゃんの恋の結末は…。そして、光源氏と紫の上の想いは報われるのか…。
    ラストまでハラハラドキドキしましたが、読んだ後にとても幸せな気持ちになれる作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2010年08月27日