書籍の詳細

今と未来を生きる少年たちへ――。悲劇は終わったのではない。始まったのだ……!!1986年4月、旧ソ連で勃発(ぼっぱつ)した人類史上最悪の大惨事“チェルノブイリ原発事故”。人びとの生活を豊かにするはずの発電所が、人びとの生命を奪ってゆく……。見えない放射能の恐怖に翻弄(ほんろう)される一家の運命を描く、社会派ドキュメントコミック!!表題作のほか、日本の環境保護運動の先駆けとなった感動の実録ドキュメント「尾瀬に死す」もあわせて収録!!

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チェルノブイリの少年たちのレビュー一覧

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  • 1986年4月26日、世界中を震撼させた大事故が起きました。場所はチェルノブイリです。『チェルノブイリの少年たち』(三枝義浩)はノンフィクション作家広瀬隆の同名の著書を読んで触発された三枝が、チェルノブイリ原子力発電所事故の資料に基づいて描いた作品です。物語は、原発近くのアパートに暮らすセーロフ一家4人家族の目を通して進行します。父親のアンドレーは原子力発電所の職員で、事故後の原子炉の処理という過酷な現場に入っていかなければなりません。「自分の子供をこんな不幸な目にあわす仕事だったなんて」とアンドレーは涙し、「これが私達が信じてうたがわなかった世界一安全な発電所だったのね」と妻は嘆きます。放射能の汚染によって起こった惨状には、目を覆いたくなるような描写も出てきます。あらためて、エンターテイメントだけがマンガではないと気付かされました。そして、あの未曾有の大事故から私達は何かを学ぶことができたのだろうか、そんなことを思わされました。(2012/3/6)
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    投稿日:2012年03月06日