書籍の詳細

漫画を描く以外何の技術も持っていない私……。そんな私でも生きて行ける道……。その道を探す為に私は放浪の旅に出る!!

まだユーザーレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか?

55歳の地図のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 今回おすすめするこの本のタイトル、どこかで見覚えがありますね……。『55歳の地図』はベテラン漫画家の黒咲一人が思うところあって、四国の遍路旅へ出たルポ漫画…こう書いてしまうと簡単なのですが、第1話のサブタイトルに「リストラ漫画家・西へ」とあるように、漫画家としての仕事がなくなってしまったことから旅支度は始まります。家財道具一切を売り払い、原稿を廃棄処分(!!)して身軽になった黒咲は「こんな私でも 生きて行ける道…その道を探す為に 私は放浪の旅に出る!!」のでした。中古三輪自転車に寝袋や衣類一式を括りつけて、高野山まで一日300円で周るのです。はっきり言って、ちょっと重たい内容です。でも、この漫画を読んでいると、自分の気持ちに素直に生きようとする黒咲の行動が清々しくも感じられるのです。「例え途中で野に朽ちても本望である」と勢い込んでみたものの、あまりにも辛くて船賃があるうちに東京へ戻ろうかなどと、すぐに心が折れかかったりします。人間くさいではありませんか。そんな黒咲が最後に導き出した答えとはなんだったのでしょうか。続編の『55歳の地図Again』は、再び四国へ旅立った黒咲が旅の最中にノートに綴ったネーム集ですので、あわせてお楽しみください。(2015/1/9)
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年01月09日