書籍の詳細

「復☆電書」企画にて、電子書籍で復刊!タロットの《魔法使い》に出会ったの――主人公・水元頼子は、タロットカ-ドの《魔法使い》に出会ってしまったために、他のタロットが起こす事件を解決したり戦ったりせねばならなくなってしまいます。「運命のタロット」シリーズ第1弾。第1回「復☆電書」読者リクエスト第1位作品。『《教皇》がiを説く真・運命のタロット1』も同時配信。(講談社X文庫・1992年9月刊)

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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運命のタロットのレビュー一覧

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    ネタバレあり
    『運命は絶対に変わらない』前提での能力者バトル
    古今東西、能力者バトルにタイムトラベル(時間移動)を
    からめたものって多くあると思います。
    その中でも、この作品は決定論、「最初から最後まで、すべての運命が
    あらかじめ決定されている世界」の話です。
    《運命のタロット》と称される22の精霊は『協力者』と呼ばれる
    人間(精霊同士のペアも可)と組んで、三つの陣営に分かれています。
    ・定められた運命を守護する≪ティターンズ≫
    ・定められた運命を破壊して、自分自身で運命を選ぼうとする≪プロメテウス≫
    ・どちらにも与しない中立
    主人公の頼子(ライコ)は《魔法使い》の協力者になり、
    ティターンズの一員となります。
    シリーズ序盤では、プロメテウス所属の精霊や協力者が
    知り合いや罪のない人々を殺傷するような改変を目論むため、
    ライコも彼らには強く反発します。
    ただし、後に登場する《女帝》《正義》など、
    他者の死の運命を改変しようと戦う精霊もいます。
    このあたりは次シリーズの真・運命のタロットから顕著になります。
    そして決定論の世界の大前提として、改変は絶対に成功しません。
    (運命を樹に見立てて分岐させた仮の時間軸『枝』では成功する場合がありますが、
     それが運命のそのもの(『幹』)に反映されることはありません)
    死なない運命の人は絶対に死にませんし、死ぬ人は何をしても死にます。
    ティターンズはそれを見届けるしかなく、プロメテウスは救えません。
    その上でどう生きるのか。
    かなり昔の作品ではありますが、タイムトラベルものの一つの回答として、
    素晴らしい作品だと思っています。
    思っていますので、続刊もどうか! どんどん電子化してください!!
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    投稿日:2017年07月16日