書籍の詳細

「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」。天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。テロに対抗し警視庁が探し出したのは一人の女子中学生だった!新時代数学ミステリー!!(講談社文庫)

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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浜村渚の計算ノートのレビュー一覧

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  • 児童書のような読みやすさ
    算数・数学がこれでもかと盛りだくさんの話です。
    でもあとがきで作者さんがおっしゃっているとおり、小難しい感じはしません。
    こういうジャンルなのに、読みやすさはピカ1です。

    人らしさを育てたい・・・そんな教育理念のもと、
    社会や道徳の授業が増えた代わりに理数学習が極端に減ってしまった、
    そんな日本。
    それに異を唱えた数学の奇才が反旗を翻します。
    このあらすじだけで、数学がもりもり出てくるのだろうなと予想されるでしょう。

    そのとおりです。
    しかもタイトルの“浜村渚”は数学大好き少女。
    数学の授業が消えてしまったため、得意な科目がなくなってしまった少女。

    でも、目線は数学が苦手な刑事です。
    それがまた数学が苦手な自分とリンクするので
    刑事とともに「なるほどなるほど」と思ってしまうところに
    読みやすさ、というよりは親しみやすさがあるのだと思います。

    ストーリーの展開にとても驚くような仕掛けはないのですが、
    不思議と「面白い」と思ってしまいます。
    まだ活字というものに慣れていないし数学も得意ではないという中学生あたりが読むと
    「本って面白い!人に何かを教えるって楽しそう!」
    と思ってもらえるのではないでしょうか。
    もちろん小難しい本を読む方で数学が苦手な方にもオススメしたい作品です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年06月11日