書籍の詳細

富士の樹海はファンタジーな異世界に続いてた!?そんな非常識な状況に放り込まれたのは高校ドロップアウトの加納慎一。ラノベ作家とエロゲー原画師を両親に持つサラブレッド級おたくの慎一だが、特別な力は無い。持つのは『萌え』の知識、見識だけ。その慎一に課せられた任務は『萌え』の伝道!というわけで何がなんだか分からないまま、ハーフエルフのメイドさんや美幼女皇帝と親交を深めていくと、今度はテロが!?

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者のレビュー一覧

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    燃えと萌えのバランスが適切なライトノベル
    見どころは「異文化」「価値観」の衝突と主人公慎一の苦悩というところでしょうか。
    オタク文化を広めるべく作ったオタク学校を運営し、日本語や様々なオタク文化を凄い勢いで吸収する生徒たち。
    しかし、そんな生徒たちの間にも人間やエルフと身分が異なる差別があるわけです。
    そんな身分制度を当たり前のように受け入れている文化に違和感とショックを受ける慎一。
    そして、この苦悩や葛藤がさらに倍増する事件も起きてしまいます。

    オタク文化を浸透させるべくオタク学校の教壇に立つ慎一ですが、
    娯楽がもともとそんなに無かった世界に急に魅力的なコンテンツの数々を普及させることで
    生徒たちがこぞってオタク文化に没頭し始め、さらには生徒たちの元々の生活を軽く
    波状させてしまうほど威力を増していきました。

    日本政府の思惑は「文化侵略」。異世界の文化を侵略し日本から与えられる文化無しでは
    生きられないようにするという裏の思惑にふと慎一は気付いてしまいます。

    自分のやっていることは「侵略」なのか? 日本政府の言うとおりにすることが本当にこの世界のためになるのか?
    葛藤と苦悩を繰り返しとうとう引きこもってしまう慎一。
    しかし、そんな慎一が本来の自分を取り戻しとある工夫で日本政府の思惑に対して悪行から対立しようとします。

    反旗を翻した慎一の行動に対し日本政府のとった行動とは何か?
    そしてその行動の結果ミュセルやペトラルカとの関係はどうなってしまうのか?
    自衛隊の一員で日本政府側に付いている美埜里の立場は?
    このあたりはぜひ読んでみて楽しんでいただきたいですね。

    色々と考えさせられる「ライト」ではないライトノベルだなぁって感じました。
    結構オススメです。
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    投稿日:2015年04月10日