書籍の詳細

人気マンガ家である父に反発し、ひそかに小説家を志す堺田町蔵。幼い頃から、マンガだけを心の拠り所として生きてきた長谷川鉄男。まるで正反対な性格を持つふたりの高校生。しかし、お互いの心の内に、共通する情熱があることに気づいた鉄男は、町蔵に手をさしのべた。運命的ともいえる出会い……ふたりの目的はマンガを創りあげること――!!戦友とはいったいなんなのか、その意味を探り続ける著者渾身のコミック!!

総合評価
3.0 レビュー総数:2件
評価内訳

G戦場ヘヴンズドアのレビュー一覧

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  • 匿名希望
    ネタバレあり
    かなり好き嫌いが分かれる作品だと思う
    人気漫画家の息子と週刊少年誌の編集長の息子が運命的に出会い、二人で漫画家デビューを目指す所から始まる話。漫画家という仕事に対する話というよりもそれを通して主人公たちが「自分」を見つけていく話だと感じました。全3巻の割に内容は濃く、話の整合性もありますが物語冒頭と終盤の雰囲気というか空気感が違うためか何だかちぐはぐな印象を受けました。
    全体的にキャラ設定や関係性にリアリティはなく、漫画らしい漫画ともいえます。
    そして上にも書いた通り、漫画家という仕事に対する話というよりも漫画や他人を通して主人公たちが「自分」を見つけていく話なので、作品を産み出す苦労とか一緒に作品を作り上げていく過程はほぼ描かれていません。あくまでも主人公たちは超天才設定です。
    最初は反抗期からか情緒不安定気味だった町蔵が最後らへんはまともに見えてくる位、メンヘラちっくな登場人物が多く、特に終盤は主要人物が独りよがりのキャラばかり(よくいえば不器用ともいえますが)で感情移入し辛くあまり好きになれませんでした。
    主人公たちは高校生なので多少フラフラしていても気にはなりませんが、鉄男の父を筆頭に周りにいる大人の方が余裕がなく視野が狭く自己中心さが目立つキャラばかりなのが残念でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月09日
  • 人はみんな不器用なのだ
    漫画と密接に関わろうとする主人公たちの、
    劣情、焦燥、嫉妬、けれども持つ情熱、夢を語ることへの恥ずかしさ、
    そんな等身大の気持ちがこめられている作品でした。

    子を育てる親の目線はひとつじゃないこと。
    漫画の中の漫画に、込められているものの重み。
    ひとりひとりの思い。
    日本橋先生の作品はいつもキャラクターが成長していきます。
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年07月24日