書籍の詳細

常にヘッドフォンを着用し、人との関わりあいを避ける孤独な女子高生・高部ヒカル。彼女の体内に、未知のプラズマ生命体・テンガイが共生する。テンガイは、人間になりすまし、殺戮を繰り返す存在・メイルシュトロームを追っていた。地球人口70億の中から、メイルシュトロームを見つけ出さなければ、いずれ人類は滅亡する!すべての命運は、ヒカルの行動、そして心の成長にかかっている!

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70億の針のレビュー一覧

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  • まさかの展開に驚き。最初は『寄生獣』か『鉄腕バーディー』、はたまたウルトラマンか、と思ったわけです。飛来した謎の発行体により、死亡した女子高生のヒカル。やがてその発行体=宇宙生命体のテンガイと同化し復活したヒカルは、テンガイが追っていた邪悪な存在であるメイルシュトロームを、寄生している人類の中から探し出し倒すことになる。『20億の針』というSF小説の下敷きもあり、オーソドックスなSFという印象でした。他人との関わりを排除している引きこもりふうイマドキ女子高生が、いかに人と交わり、人類を救うために成長していくのか、という点のみ興味あるかな、という程度。ところが! 全4巻のこの作品、なんと1巻で宿願を果たしてしまうのです。さらにはその後、漫才のような展開が! そこからやや駆け足になった感はありますが、心の成長物語をぎっしり詰め込んだ上で、よくもこの設定を盛り込んだもんだ、と感心。光るものがありますね。次回作『エスニシティ ゼロワン』が面白いのも納得。加工前のダイヤの原石を見たような、そんな気がする作品です。(2011/10/7)
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    投稿日:2011年10月07日