書籍の詳細

市民(シチズン)になるために戦士(トループス)になり、あっけなく死んでいった恋人リップを追いかけるように戦場に立つ事を選んだグレイ。どんなに過酷な戦いからも必ず帰還する事からついたあだ名が“死神”――。ある日、かつての上官であるレッドが、部隊の回収任務から帰還しないことを知らされたグレイは、規律違反でトループスの登録を抹消され民(ピープル)に戻される危険を冒してレッドの救出へ。そして、レッドの労働車を発見したのだが…!?たがみよしひさが描くSFハードアクションの傑作!

総合評価
4.0 レビュー総数:3件
評価内訳

GREYのレビュー一覧

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  • あり合わせなのに唯我独尊の味わい
    この作品このお値段でイイの?ってのでかなり昔に売り払った書籍版のリバイバルに購入。
    30年も前の作品なんですよね。全然色褪せていない。
    と言うか、ここまでクールにクリアに描ける作家が未だ居ないって事。
    ~最近の作家は折角上がった描画をヘンなリアルさに求めて読みやすさや愉しさに余り振ってくれない
    お話自体は実はもう30年前の時点で漫画の御大が造り古されたシノプシスの寄せ集め。
    序盤のバトルメカは殆どタミヤ模型の世界だし、一転SFメカに埋め尽くされ、ラストは「9X9」かよってなオチ。
    なのに読み応えがある。
    (リアルタイムだからかな?(^^ゞ)
    ソレはこの世界・戦争物でもキャラがたがみ氏の世界だしその味を存分に絶え間なく奮ってる。
    戦争物なのに変に死体が血腥くないのが現代では好都合だったり・・・・
    スケベな台詞もかなりあるのに耳に付かない。
    スピーディーでほどよく短い(通常少年誌単行本4巻分)のでチョットした合間に一大世界を展開してくれる小気味よさもある。
    そういえばアニメ版は「デジタルターゲット」ってサブタイトルだったけど、確かにゲーム感覚な展開だったのかもしてない。
    (ファミコンさえまだ普及の緒に就いていなかった頃!)
    但しアニメのほうは本題を端折って面白さ半減でした。是非原作を!
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    投稿日:2016年05月02日
  • たがみ節が良い味
    独特の絵柄と台詞廻しのたがみよしひさですが、SFになってもたがみ節(?)は健在です。
    本作の連載は1985年で当時リアルタイムで読んだ記憶があります。以後、似たような設定、ストーリーの作品が溢れかえったため真新しさはありませんが、ノンストップアクションとして一気に読めてしまいます。
    キャラ、メカ、アクション。とにかくカッコいいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年05月02日
  • 正直、いまさらSFとしての新しさはあまりないです。殺し合いを生む階級システム、謎に満ちた平和都市、意志をもつコンピュータなどなど、すでに現在のエンタメ産業においてしゃぶりつくされた設定のストーリー。うーん、B級ハリウッド映画みたい。でもね、私は好きなんです。なぜかといえば、俺の描く漫画が一番カッコいいんだ!という主張があるから、なのかなあ…。やたら描き込まれた効果線であったり、メカの細かなフォルムであったり、超人的な主人公の描き方であったりと、言葉にするとたいしたことのないですが、ストーリーや絵柄の上手下手でないところで心に響く何かがあるのは確か。巻末のあとがきで著者本人が語っているように、この作品は著者がもっとも脂の乗り切った時期に描かれた作品、ということなので、その時期の作品は得てしてこうなるのでしょう。どこが良いのかイマイチわかりにくくなってしまいましたが、そこはタイトルと同じグレイのまま…、でご勘弁ください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2009年06月12日