書籍の詳細

家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血くの一あり。四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽くし、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。恐るべし風太郎忍法、空前絶後の面白さ!

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山田風太郎忍法帖のレビュー一覧

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  • 14巻ある山田風太郎忍法帖シリーズの第1作が本書「甲賀忍法帖」で、初出は「面白倶楽部」(光文社)1958年12月号から1959年11月号まで12回にわたる連載。それ以降、忍法帖シリーズは映画化、ビデオ化などで人気シリーズとなっていくのですが、なによりも山田風太郎はこのシリーズで二つのチームによる対決というストーリー展開を初めて小説化して、その後の漫画作品にも大きな影響を与えました。作家の夢枕獏氏は「山田風太郎という作家が漫画界に与えた影響は計り知れない」と評しているほどです。「甲賀忍法帖」は、伊賀と甲賀という宿命の二族の子と娘が生涯をかけた愛を心中に隠して決戦の場に臨んでいくという結末に至るまでの、秘術を尽くした死闘を描く物語です。その戦いの背景には三代将軍の座に誰が就くのかという大命題があり、徳川家康、服部半蔵の思惑があります。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせる悲恋物語という縦糸に、忍者一族を代表する20人の秘術と死闘という横糸を織りなした、一級のエンタテイメントです。「甲賀忍法帖」を原作とする漫画作品に「バジリスク~甲賀忍法帖」(全5巻)があります。(2010/2/26)
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    投稿日:2010年02月26日