書籍の詳細

坂本龍馬、19歳。ふるさと土佐をあとに江戸は北辰一刀流の名門千葉貞吉の道場で修業中の身だ。1853年夏、ペルリ来航し江戸の町は大騒ぎ。黒船撃退を叫ぶ仲間たちの激論珍論をよそに、龍馬はひとり茫洋と構え、その天稟の資質にまだめざめない。望郷の念にかられ、高知に帰った彼の身に何かが起こる。

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坂本龍馬のレビュー一覧

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  • 坂本龍馬について書かれた小説や漫画は少なくないが、その多くは土佐藩を脱藩した龍馬が幕末ニッポンでいかに行動したか、なにゆえに暗殺されるに至ったかを描くものです。ところが歴史小説分野の一級のエンタテナー、山岡荘八の視点はちがうところにありました。全3巻の「坂本龍馬」で山岡荘八は、19歳の龍馬が黒船来航を江戸で体験し、井伊直弼が暗殺された桜田門外の変の報を土佐で聞く26歳までを、つまり龍馬が「幕末の志士」として活躍を始める前夜までを詳細に描いているのです。物語が終わる翌年(1861年、文久元年)に土佐勤王党が結成され、翌文久2年に龍馬は脱藩して本格的な活動を始めています。司馬遼太郎「竜馬がゆく」とはまたひと味違った龍馬像をお楽しみください。ほかに「坂本龍馬」(2)、(3)。(2009/11/6)
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    投稿日:2009年11月06日