著:近藤紘一

文藝春秋

ジャンル:ノンフィクション

500円 (税別)

5ポイント獲得(1%)

  • カゴに追加

eBookJapan発売日:2013年03月22日

ユーザー評価なし レビューを見る
ユーザー評価なし レビューを見る

サイゴンから来た妻と娘の内容

シリーズ書籍一覧 1冊を配信中

サイゴンから来た妻と娘の詳細

書店員のレビュー

一覧を見る

サイゴン(現在のホーチミン市)陥落、南ベトナムの崩壊を特派員として見届けた新聞記者が、特派員生活をおくったサイゴンで子連れのベトナム人女性と結婚。親子3人で日本に帰国。その東京生活を綴ったのが本書「サイゴンから来た妻と娘」。第10回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品(1979年)です。見知らぬ国での生活にとまどったかと思うと、意外な共通項に安心したりして、二人のベトナム人母娘とその夫・父となった中年新聞記者が織りなす、ユーモアにみちた、あたたかい気持ちが通い合う暮らしぶりが、上質な私小説を読んでいるような気分にさせてくれます。なれない日本での生活は小事件の連続です。フランスの学校に通う娘の成績が低迷していることに発憤した父親が、思わず怒鳴りつけてしまう。「こんな計算は、日本人なら幼稚園の子供だってできるぞ。お前、いったい幾つだ、恥を知れ、恥を」。蒼くなって震えていた彼女が歯を食いしばって父をにらみつけた。両眼から無念の涙を流し、そしてそれまで見せたことのない形相で、猛然と問題に取り組み始めた――。どうやら「メンツ」にこだわるベトナム人の血が逆流したのだと、娘の泣き所をつかんだ父は、その後この手を時に使い始めるが、後味は悪く、悩む。そんな夫をベトナム人妻は怒鳴ったあとでくよくよするなんて最低、怒鳴る方の気合いが足りないと叱咤激励するタイプ。平均的日本人の感覚からすると、え、何それと思ってしまうような、「わが家の性教育」。思春期を迎えた娘との間でかわされる、ほほえましくもきわどい会話。そんな身辺雑記の中に異文化を受け入れる、やさしい目線の大事さがあふれています。(2010/6/4)
  • 参考になった 2

オススメ特集

一覧を見る

コンテンツについて

  • この商品は紙書籍ではありません。すぐにご覧いただける電子書籍です。
  • デジタルコンテンツのため、商品の性質上、返品できません。
  • 紙書籍とは内容が異なる場合がございます。また、サイトに表示されているサムネイルと電子書籍の表紙画像が異なる場合がございます。予めご了承下さい。
  • 対応デバイスに記載されていない端末は、購入できても読書はできません。ご注意下さい。
  • Android OS 5.0以上でebiReaderをご利用のお客様は、サイトの表記でAndroidが利用可能端末となっていても一部のリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。