書籍の詳細

下町生まれの真上直進(まがみまっすぐ)は、勉強は苦手だが情には厚いやんちゃ少年。今日も、親友の青山空知と銭湯の煙突にのぼり、飛行機が飛んでいくのを眺めていた。そんな直進の行動に周りはヒヤヒヤし、いつのまにか人が集まり大騒ぎに!!そんなやんちゃな彼のもとに謎の紳士が訪れて…。親友や家族に支えられながら、宇宙飛行士を目指すひとりの少年の青春サクセス・ストーリー!!

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  • 今年の正月は月を見ました。友人が買った天体望遠鏡を使ったのです。肉眼でクレーターを見たのは初めてで、ちょっとだけ童心に帰った気がしたものです。子供のころ、宇宙に憧れる時期ってあるでしょう。そこで表題作。この作品は、そんな少年の日の想いを存分に満足させてくれるでしょう。宇宙飛行士を目指す少年の真上直進が、宇宙に飛び出すまでの成長物語です。専門的な話になりがちなテーマですが、作者の石渡治は漫画として感情移入させるツボをホントに心得ていて、その成長過程において、心にグッとくるエピソードが満載。例えば直進が初めてロケットに興味を持つくだりでは、部品工場の職人がエンジン製造に関わっていたというネタを引っ張ってきたり、同じ想いを宇宙に寄せた子供たちが大人になってもそれぞれの分野で直進の夢に関わったり。ハラハラドキドキそしてじらされカタルシス…と物語の展開とそれに伴う人物の動かし方が絶妙。今やどうにもならない身になった自分ですが、思わず夜空を見上げて感慨にふけりたくなります。死ぬまでに火星への有人飛行を見てみたくなりました。
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    投稿日:2010年01月15日