書籍の詳細

三井物産に35年間在職し、華々しい業績をあげた後、78歳で財界人から初めて国鉄総裁になった“ヤング・ソルジャー”──自らを山猿(マンキー)と称し、欧米流の経営手腕を発揮した高齢のビジネスマンは、誰もが敬遠した不遇のポストにあえて飛び込む。問題の山積する国鉄の改革を通し、明治人の一徹さと30年に及ぶ海外生活で培われた合理主義から“卑ではない”ほんものの人間の堂々たる人生を、著者は克明な取材と温かな視線で描いた。ベストセラー作品を電子書籍化。

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「粗にして野だが卑ではない」 石田禮助の生涯のレビュー一覧

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  • 城山三郎が描く人物にはどこか共通するものがあります。正々堂々と生きる男たちです。三井物産から国鉄総裁へと転じた石田禮助は、初めての国会で代議士たちを前に「粗にして野だが卑ではないつもり」と自己紹介したそうです。能力があればノンキャリア組をどんどん抜擢した、総裁室のドアをオープンにして記者団の出入りを自由にした、などなど数々の改革を断行していきます。書名になった「粗にして野だが卑ではない」をモットーとして生涯貫いたすがすがしさが、読むものの胸に迫ってきます。(2009/7/24)
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    投稿日:2009年07月24日