書籍の詳細

死別した前妻との子供がいる夫。「子供とは成人するまで会わない」という夫の言葉を信じて結婚した妻。だが夫は、10年経った今になってその子供を引き取るという。だが、不安は時間とともに消えていき、タカシは家族に愛を教えてくれた…。揺れ動く家族の「愛」と「絆」を描く珠玉のシリーズ!!

まだユーザーレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか?

家族の食卓のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 最近、家族間で起こった凶悪事件のニュースが増えているような気がします。特に幼少のわが子を…といったフレーズで始まる類の事件は、思わず目を背け耳をふさぎたくなります。『家族の食卓』(柴門ふみ)はごくありふれた家庭を舞台に、つまずきになんとか対処しようとする人々の姿を描いた珠玉の短編集です。その多くが小さな子供のいる若夫婦家族のストーリーで、子育てや夫婦間の亀裂に悩みを抱えていたりしています。特に印象に残ったのは、自分の仕事に没頭するあまり家庭を振り返らなくなってしまった若い父親が、三行半を突きつけられて妻と幼い息子に去られた話です。息子には会わないという約束をやぶった父親が、こっそり息子と会って激しく後悔します。なんで、もっと早くわが子のかわいさに気づかなかったのか、と。話には続きがあって、この父親も心の置き場を見つけたようです。この本を読んでいると、あらためて家族の素晴らしさに気づかされます。それは、文中に出てくる「ときどきケンカもするけど、じつは大好き同士」という言葉に集約されているような気がします。作者の柴門ふみは『東京ラブストーリー』や『同・級・生』等の恋愛コミックで知らていますが、人の心の機微を描いた優れた作品は、世代を超えて普遍的に読者の胸を打つようです。(2013/3/29)
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年03月29日
  • 勇気をもらった。きっとそう思える作品です。いちばん大切なものは日常にある、と、あらためて気付かされるのではないでしょうか。ラブコメで有名な柴門ふみさんが贈るヒューマンドラマ。オムニバスで様々な家族のかたちが描かれています。絵は好き嫌いがはっきり分かれるらしいですが、私は好きで、あのシンプルな線でどうしてあれだけの表現ができるのだろうと、いつも感じさせられます。子供を抱っこする母親の表情とか深いなあ、って。
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年03月01日