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新選組には秘密があった。飲めば、男の中に眠るホールモーンが目を覚まし、男の乳首を乳房にしてしまうという秘密の薬。ひょんなことからその薬を飲んでしまった新選組幹部!その効き目は4、5日のはずだったが、なぜか6日経っても乳房は消えないまま――!!焦るトシ(土方)、のん気なカッちゃん(近藤)、怒る原田、乙女全開の藤堂、悲劇に襲われる沖田……。トンデモない秘密を抱えてしまった新選組の明日はどうなる!?おまけまんが「極意の源さん」(第一回)収録。

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秘密の新選組のレビュー一覧

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  • およそ権力者が秘密にしたがるものには、どんなものがあるのでしょうか。幕末に「壬生狼」の名で、浪士や京の人々を震え上がらせていた新選組が、どんでもない秘密を抱えていたら、という漫画が『秘密の新選組』(三宅乱丈)です。その秘密というのが、新選組の幹部が実は「女になってしまった」ということです。具体的にいうと「ホールモーン」という秘薬を飲むと、男の乳首が女の乳房になってしまうのですが、近藤勇・土方歳三・沖田総司・藤堂平助がその体になってしまったのです。これは、強面で京の市中を取り締まる新選組にとっては「一大事」です。と、ここまで書くと新選組ファンからは「トンデモ本」としてそっぽを向かれそうですが、この漫画の奥の深いところは、それぞれの隊士のキャラが大方のイメージ通りで、絶妙に史実を織り交ぜているところです。池田屋事件の端緒となる古高俊太郎に対する取り調べや新選組の支柱ともいうべき局中法度の成立、そして山南敬助が切腹に追い込まれたのもすべてこの「一大事」と関わりがあったのです。本来は隊を存続させるべき局中法度が粛清の嵐を巻き起こしたのですから、皮肉というしかありません。ディープな漫画です。権力者が必死に隠そうとして、とんでもない目に合うのは嫌なもんですね。(2013/12/20)
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    投稿日:2013年12月20日