書籍の詳細

J大学山岳部OBの浅井と石倉は、尾張山3200メートル地点で遭難をした。事故によって死を覚悟した石倉は、自分が過去に犯した“殺人”を告白してしまう。しかし、その時、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めるが……。尾張の冬山を舞台にした緊張と恐怖の密室サスペンス。名匠の華麗な共演が生み出した最高のスリルと興奮!

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告白~コンフェッション~のレビュー一覧

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  • 今年は富士山へ登山する人が空前の数だったとか。テレビの映像でも流れましたが、山頂目指しての数珠つなぎの列…すごい人でしたね。登山がブームのようです。事故には気をつけてください。ここで、例えばの話ですが、殺人犯と二人きり、山小屋で数日間過ごさなければならなくなったとしたら、あなたはどうしますか? 緊迫した状況ですね。この『告白~コンフェッション~』は、極度にスリリングな心地を最後まで味わわせてくれます。登場人物は浅井と石倉の二人の登山者。猛吹雪が二人を襲いますが、足を痛めた石倉は身動きがとれず、死を悟って過去に殺人を犯したことを浅井に告白します。ところが、一時的に吹雪がおさまり、二人は山小屋に逃れて助かります。告白を後悔する石倉と、自分の命が狙われることを想像して緊張がピークに達し続ける浅井。外はふたたび猛吹雪が続きます。ここから先は、ぜひ、手に汗握りながら最後まで一気に読みふけってください。私も読了時には、山登りしたかのような汗をかいていました。それはちょっと大げさかな。(2010.10.23)
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    投稿日:2010年11月02日
  • 以前にオススメした『生存』と同じタッグによる作品。山小屋という限定された空間、しかも登場人物は二人しかいないにも関わらず、超一級のサスペンス作品に仕上がっており、演劇化したらハマりそうです。物語を通して描かれるのは「人を殺した」と告白した石倉と、それを聞かされた浅井の心理戦。「秘密を知られた以上殺すしかない」「秘密を知った以上殺されてしまう」。言葉には出さずとも、それぞれの考えは互いにビンビンに伝わっているわけで、その様子は見てるこっちがハラハラします。作中における「時間」の感じさせ方も見事で、早く朝になることを待ち望む浅井同様にこちらまで早く夜が明けろ! と思うほど。そして訪れる物語の最後……。もうこれは見事! というほかありません。このタッグの作品、もっと見たいものです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2009年12月01日