書籍の詳細

紀元前221年、中国統一の覇業を成し遂げた秦王・エイ政は、皇帝を名乗り、中央集権体制の下、独裁者となった。長い戦乱が終わりほっとする民衆だったが、法家主義による圧制、重税に不満を募らせていった。大望を抱き秦帝国打倒を心に秘める英傑達、韓信、張良、項梁と項羽、そして倒秦の中心人物となる劉邦。壮大なる中国歴史ロマンを本宮ひろ志が描く、未曾有の傑作!

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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赤龍王のレビュー一覧

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  • 完結してるし万人にオススメだけど本宮先生らしくない作品?
    本作品は同じく本宮ひろ志先生の「天地を喰らう」の三国時代からさかのぼること400年あまりの中国を舞台に、漢王朝を建国する劉邦とそのライバルの項羽を中心にした物語です。

    序盤の劉邦とその仲間たちの描写を見て本宮先生の誇張と思う人もいるでしょうが、史実もおおむねあんな人達だったようです。

    本宮先生の歴史作品は極端なアレンジや味付けをされることが多いのは有名です。
    「天地を喰らう」はゲーム化されるほど一部から熱狂的支持を受けました。
    しかしそれがたたったのか物語序盤で連載が終了してしまいました。
    (実は本作もゲーム化されてます。かなりマイナーですが)

    一方本作品ではある1点を除いてはほぼ史実通りに物語が展開しており、物足りないと感じる本宮先生ファンもいるでしょう。しかし史実と創作のバランスがうまくとれており、多くの人に読みやすい作品になっていると思います。

    長さも全9巻と比較的コンパクトにまとまっていて、初めてこの時代を描いた作品を読まれる方や、三国志ファンの方が劉備の祖先や漢王朝の成立を知るには丁度よいのではないでしょうか。

    ただ残念なことに、物語が後半へさしかかると何故かテンポが急に早くなり、特に壮大に描けるはず最終決戦の結末は大変あっさりとしたものになっています。なぜそうなったかはよく分かりませんが、そのため星1個減らして星4つとしました。




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    投稿日:2016年03月10日