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【かくたす】さんのレビュー一覧

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1~25件/84件 を表示

  • ネタバレあり
    私にとってのTHE 少女漫画です
    姉が近所のお友達から闇パや海闇、陵子の心霊事件簿シリーズ等々を全巻借りていて、私にも見せてくれたので、篠原先生は小さな頃から好きな漫画家さんでした。
    闇パがドラマ化したときの雛形あきこさんもとても美しかったです。
    でも一番はまっていたのはなぜか蒼の封印なんです。今読むとやはり少女(?)時代とは感想は変わってしまうのですが
    絵も本当に魅力的ですし、鬼としての蒼子の宿命や存在の妖しさ美しさ、悲恋の行く末、だんだん蒼子が自分の本分に目覚めて強くなっていくところにも、すごく憧れていたんだと思います。ヒロイン願望が滅茶苦茶満たされたというか…大好きな漫画です。
    毎号少女コミックの蒼の封印のところを切り抜いて保存していました。多分まだ実家にあるかもしれないです。
    続きがいつも待ち遠しかったです。
    当時の私は彬派→楷派→高雄派と移り気だった気がします。
    西家のきょうだいは木の名前繋がりと分かって漢字辞典を引いて意味を調べて勝手に悦に入ったりしていました。
    大学生の時に何となくお互い気が合わない気がしていた同級生が天河のファンと分かり、急に仲良くなれたのも良い思い出です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年11月06日
  • 実写化しそう。何となく
    殺人犯の嫌疑をかけられたり、バスジャック(和製英語)に巻き込まれたり、これでもかと事件に巻き込まれる主人公、整(ととのう)くん。彼の言葉は刃にもなり暖かい布団にもなる。面白い。
    意図的にぼやかされている彼の内面、背景が気になる。
    二巻だったと思います、正確な引用ではありませんが、彼の言葉、本当に含蓄に富んでいる。
    ○いじめ問題、いじめてる方こそが病んでいる、そちらを病的とみなしてケア、対処すべき。
    日本は逆。なぜ被害者側ばかりが隔離され逃げ、リスクを負わなければならないのか。逃げてもいいんだけど、逃げる(=転校など)はとてもリスクが大きい。
    病んでたり迷惑だったり恥ずかしくて問題があるのはいじめてる方なのに。
    みんながそういう考え方になればいいと思う。
    例えば歩いていて、知らない人に殴られたらすぐ周りの人に言うように、親や先生に「あいつにいじめられたよ」「あいつ病んでるかもしれないからカウンセリング受けさせてやって」と臆せず簡単に言えるようになれたらいい。(それはそれで問題が起きるとしても)
    ○(色んなことが長続きしない、すぐ投げ出してしまうと嘆く登場人物に対して)
    映画とかでよく、これから訓練や練習とか始めますって時に
    音楽が流れて日数だけがどんどん過ぎる映像になったりしませんか。
    そこが一番難しいのに!
    習慣にして毎日休まず続けるって一番そこが難しいのに!
    映画はさらっと流すんですよ
    はい毎日やりましたって
    一体どうやって!
    どうやったら毎日続くのか
    そこを言って欲しいのに
    発想の転換、知的刺激のあるお話でお勧めです。BASARA,7SEEDSの田村由美先生です。「イロメン~十人十色~」も好き。
    • 参考になった 4
    投稿日:2018年10月28日
  • ネタバレあり
    非常に的確なタイトル
    いわゆる毒親物です。後味は悪いです。気力がないときに読むのはお勧めしません。でも、救いはあります。
    新聞の読者欄にある人生相談のように、主人公が手紙を「投稿」することによって幼少期から自立するまで、両親から受けていた「謎の行動」を思い出しながら問いかけ、主人公の味方となる人々がしっかりと向き合った答えを返す、往復書簡のような構成になっています。
    読み進めるうちに徐々にもつれた糸がほぐされていこうとする過程が、強い印象を与えます。
    主人公と両親の関係性は徐々に鮮明になっていきます。しかし、なぜ主人公の両親がそうなのかは、わからないままなのです。それが読後感にかなり影響しています。
    奥付の、「事実に基づいている」という言葉が重くのしかかる。これは、かなりの部分が作者の実体験なのだと思います。そんなことになっても、両親を他人の前で、はっきりと非難することができない、ずっと疑問を押し殺してきた、そんな心理状態の主人公に、痛ましいながらも共感します。
    なぜって、両親を否定するということは、自分の一部、そして彼らによって培われた自分自身、自分の過去、それら全てを否定する、幸福な家庭に育った他者や、世間から見て明らかに「欠けている」「劣った」自分を肯定することになるのだから。
    残酷な決めつけかもしれませんが、この作者様の数々の創作の根幹は、この実体験によるところが大きいのでは、と思ってしまいました。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年10月28日
  • ネタバレあり
    実際の事件がモチーフ
    後味悪い系ですから人を選びますね。
    学歴ってものすごい鎖というか業というか最早呪いですよね。匿名掲示板などでも学歴系のネタが振られたりすると大抵殺伐としてきて、ものすごい食い付きや伸びを見せたりする。
    就職活動における学歴フィルターの存在が説明会のWeb予約から明らかになったり、私立大学医学部入試なども世間で話題ですが、ある意味とてもタイムリーな作品です。
    過去から現在へと収束していく構成が素晴らしく当事者に反省のない無力感もあり、嫌な後味も尚更引き摺ります。
    女であり、学歴差別をされたことも逆差別されたこともある中途半端な学歴の私としましても、この作品における東大生たちに情状酌量余地など感じません。
    しかし、被害者描写において、あくまで被害者が悪いと感じさせない被害者の背景や設定のバランス調整も絶妙、だと作為を見つけてやや穿ちすぎてしまいました。
    犯行動機として、東大生の肩書だけを見て近寄ってくる女性たちを代表とする、自分の中身を見ない人間たちへの不満や鬱屈の無意識の発露かな?なんて思ったりもしてしまう自分がいました。
    性犯罪における行為は一部の犯人にとっては性欲の解消というよりも支配のための、相手の尊厳を踏みにじる手段なんだということがつくづく実感されます。
    犯行を糊塗しようとする際に殊更に東大生的な頭の良さが発揮され強調されているのがものすごく皮肉だなあと思いました。
    被害者の通う女子大(共感しがたい態度に出る加害者母と同姓同名!)の学長さんの存在がとても救いでした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年08月13日
  • SFヲタをくすぐりまくる
    ほのぼの可愛らしい雰囲気で日常ものの顔をしながら中身はがっつりSFです。
    全身義体の「適合者」である稀有な存在である少女主人公のものがたり。
    可愛さや萌えやコメディ調がゴツい骨太要素を良い具合に包摂しており素も子もないんですが。末尾の士郎正宗先生の設定提案や解説を目を凝らして拝読するのも楽しみで。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年08月13日
  • これであなたもアイスランドに行きたくなる
    作者様の画力といいますかその国の空気感といいますか、
    紙面を超えて伝わってくるモノがあるのです。
    ミステリ部分も気になるけれど…
    青春小説、大自然が好き、一人弾丸海外旅行とかバックパッカーなどに憧れがある方には親和性があると思います。
    何だろう、ハードボイルド臭を薄めた「深夜特急」「世界の車窓から」的な…語彙力なくてごめんなさい。
    狭い自室から精神が脱出して野に遊ぶ感じを久々に味わった作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年08月13日
  • 叙述トリックの入門的に
    一大ブームを巻き起こした有名なノベルゲームの「かまいたちの夜」シリーズの脚本を担当された作家さんと言えばご存知の方も多いのかと。
    女性ばかりを狙うサイコキラーの話でネクロフィリア描写も禍禍しくグロいのですがやはり叙述トリックのお手本、名作として国内ミステリにおける叙述トリックを語るなら知っておきたい作品ではあると思います。
    犯行中に流れる曲の関係者から抗議来たりしなかったんだろうか…曲と凶行のギャップが恐怖を煽り絶大な演出効果を挙げているとは思いますが。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年05月11日
  • 気楽に取り入れられるヨガ
    道具もいらず、気軽に取り入れられて、ポーズのイラストも見やすくてよかったです。
    この手の趣味の「リア充感」「セレブ感」による排他性(拗らせヲタクの僻み)もやたら難易度高いポーズもスピリチュアルな思想の押し付けもなく、日常生活の中で、ずぼらな私でもゆるく続けられています。
    ルーティン、習慣になってしまえばこっちのもの。
    寝起きの悪さや肩凝り症状などが少し軽減された気がします(個人の感想です)。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年12月09日
  • 妻の本音
    イヤミス(いわゆる後味がとっても悪く、苦い、厭ないやあ~な読後感が残るミステリ?)です。
    下巻のどんでん返しは登場人物の資質と個性に頼り過ぎている気がしないでもないですが。
    不況で雇用情勢が悪化した当時の米国中南西部の閉塞感だったり、毒親問題だったり、結婚のいつかは愛は醒めちゃうけど問題だったり、妻の本音だったり、サイコパスだったり、マスコミの過熱報道や信じたいことしか信じない衆愚的な大衆の問題だったり、それらの「ホットな問題」がうまく全体を構成するピースとしてバランスよく収まってるので支持された作品なのかなあと。
    映画化されてるみたいだけど観る気になれませんでした。イヤミスとしては大成功。湊かなえ作品がお好きな方は合うのでは。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年12月09日
  • ロボット三原則のルーツ
    有名な「ロボット三原則」の確立はこの作品からという認識です。
    同じ作者による「鋼鉄都市」と並んで後続の作品に多大な影響を与えた金字塔のようなSF作品です。
    手塚治虫大先生の「鉄腕アトム」や「火の鳥」の未来編にも影響したのでは?ロビタだし。
    ロボット三原則に反するような事件が次々起こり、それを解決していくという短編小説連作になっていますので取っつきやすいと思います。
    ウィル・スミス主演映画、「アイ・ロボット」の原作でもあります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年11月28日
  • 期待を裏切らない
    やっぱり岩明作品だなあと。作画と上手く噛み合っている。
    安心してお勧めできる。
    闘う女子、戦国時代もの、岩明先生のファンの方は是非。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年11月28日
  • ネタバレあり
    可哀想な二人のK
    このレビュータイトルにピンときたそこのあなた!ブレードランナー2049を観て、Youtubeで前日譚の短編3本観て、岡田斗司夫氏と町山智洋氏のそれぞれのチャンネルで映画評を観たでしょう!
    …って私もなんですが。購買行動分かりやす。
    確かに町山氏がライブイベントで言及されたように2049のKも、こちらのKも、とても不遇でした…新型レプリカントとロボットという人外の二人の方が自分に誠実な人間に見える不思議。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年11月26日
  • やっぱり面白い
    爆笑した後で農業について、真面目に考えたりしちゃう素晴らしい漫画。
    宗教ネタや本当に闇な部分は突っ込まないから安心して読めます。
    中途半端な田舎だからか、農業は逆に直接接点なかったのですが、北海道農業のリアル、大変興味深かったです。
    他社ですが、牛さんの別作品、銀の匙と合わせて読むとなお楽しい。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年11月26日
  • 笑いたいときの定番の一つ
    すっかり笑える漫画として定着浸透した感がありますが笑いたいときにはついつい手が伸びます。勝手にネタ切れを心配するこの頃。
    他の定番…他社作品で恐縮ですが岡田あーみん先生の「お父さんは心配症」とか。りぼん、なかよし世代ですから。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年11月20日
  • やっぱり諸星ワールド。箱の中身は何だろな。
    あの諸星大二郎先生がこんなフ○ムのノベルゲームにありそうなサバイバル脱出ホラーを!という意外性に引かれて手に取りました。
    やっぱりそういう設定でも民俗学系の力を借りなくても十分諸星ワールドで面白かったです。
    パズルだけ後で解いて遊びました。ご考案、検証なさるのは大変だっただろうな~
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年11月20日
  • 何だかんだで名作と思う
    装丁も新たになっていて、ブレードランナー2049を観た後、読みたくなって買いました。
    ※2049は設定を踏襲したオリジナルストーリーです。この原作とその映画化版のその後の話というか。平行世界と考えても良い。三時間は疲れた中高年にはキツいかもしれませんが、個人的には映画の旧ブレードランナーの世界観や設定はかなり大事にしてくれていたと思います。様々な版がある中、ハリソン・フォード版は1個しか観てないけど。リスペクトやオマージュを随所に感じたました。分かりやすくはオープニングとか。
    まあ、リドリー・スコット監督なので…あとエンディングに続編作りたそうな匂いが微かにあったけど続編作ったら駄作になる悪寒。悪い意味でのハリウッド感が作品を比較的邪魔してなかったです。
    映画じゃなく書籍レビューでした。
    私がハードボイルドの空気の片鱗を初めて味わったり、ハード系SFにはまっていったきっかけってこの作品だった気がします。AIが話題のこの頃、アシモフやディックが再評価されていったら嬉しいな。
    思い出補正があるとニュートラルな評価が難しいです。人間に紛れ込んだレプリカントを追い詰めていく過程は推理小説的に読んでも面白い。再読しても思ったより古く感じなかったのは、作品の持つ力だと思います。
    英語版もスラスラ読めるような人になりたい。
    例えば単身赴任や一人暮らしでメンタル弱ってるときに読むと目から謎の汁が出るかも知れません(笑)
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年11月20日
  • 本音の最強口コミ雑誌
    女性だけではなく男性の方にも参考になる雑誌と思います。
    雑誌であるがゆえに、同じ製品比較記事でもメーカーからの広告料によって、そこの製品を褒める記事に傾いたり、イメージやブランド先行になる面は否めませんが、そこにNoを突きつけて密かに旋風を巻き起こしつつある雑誌だと思います。
    インテリア生活雑貨中心に、「実際に試して」とことん複数指標で比較したガチなモニター並みの記事が売りの雑誌です。
    シャンプーや洗剤柔軟剤の徹底比較も斬新でした。毎年恒例の企画で低評価だった製品が改善されたらそこも翌年ちゃんと紹介するのは良心的です。
    ・何か一つ買うにしても、そのジャンルの製品ほとんどすべてを実際に購入して比較するのは難しい…
    ・類似商品がある場合本当に良いのはどっち(例:○印とNトリと○KEAなど、値段、組み立て、強度、細部デザインまであらゆる点から比較)?
    ・店頭に行って実際に自分の目で見てじっくり選ぶのは理想だけど、そこまで時間もない…
    ・巷の口コミサイトや価格比較サイトも検討はしても決定打に欠けたりバイアスがかかっていたりする気がする…
    そんな悩み、ニーズに応えようとしている雑誌だと思います。これが全てではないでしょうがとても参考になります。
    創刊間もない、美容情報に特化したbeauty版も是非電子化していただきたいです。特に化粧品て春夏秋冬新製品が出て、種類がありすぎて迷いますよね。
    各社のリップクリーム11本比較とか、秋冬新作ファンデーション全部徹底比較するのは一般消費者には無理ですから。
    情報発信者の主観や、メーカー広告による縛りを完全に廃するのは業界構造的に難しいでしょうが、個人的に、超有名コスメ口コミサイト以上だと思っています。
    CMや綺麗な女優さんモデルさん、ブランドのイメージでなんとなく買った物が厳しい評価だと凹むこともありますが;
    広告のチカラって凄いんだなあと再認識しました。
    同じお金をかけるなら、自分が納得して購入するのが一番でしょう!
    化粧品でたまたま厳しい評価だったデパート系人気コスメの中には、単品評価に馴染まず、フルライン使いを前提にした製品もありますしそこは言及されています。どちらかというと結果的にドラッグストア系コスメ高評価傾向はあるものの(コンビニ系は物によりけり)、人気商品にも容赦ない分信頼感はあります。デパコスも良い物はちゃんと褒めてます。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年11月20日
  • 王道ファンタジー
    主人公最強無双設定(地道に修練は積んでいますが)と、出てくる女性キャラがほぼ主人公に心を奪われてしまうところを気にしなければ非常に上質な剣と魔法のファンタジーだと思います。原作小説も根強い人気があるようですね。
    ここまで来ると、一大英雄譚、叙事詩の域ですね。
    個人的にはアルスラーン戦記にもそう引けを取らないと思っているのですが。どちらかというと「まおゆう」が好きな方向き?
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年10月15日
  • 二面性
    この作者様が描く女性の二面性も、日常と紙一枚隔てて隣り合わせの非日常も好きです。
    ダンスインザヴァンパイアバンド→ソウルリキッドチェインバースときてこちらの作品にもたどりつきました。ヴァイオレンス、ホラー要素の強い他二作と比べてサスペンス重視ですね。
    ロリ要素が苦手な方もこちらは大丈夫なのでは(私は全部許容範囲でした)。分冊版も読みやすいですね。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年10月15日
  • 劣等感の魅力
    天才俳優である兄にずっと強い劣等感を抱いてきた弟が、なぜか自分が幼少時既に死亡したことになっている平行世界で無名の存在から、同じ演技の世界で兄を超えようと足掻くわけですが。
    劣等感がある人の方が私は魅力を感じますね。やはり。
    「累」男性版なんて言ったら双方の作者に失礼かしら。兄も弟もなりきり、憑依型の演技者で、役になりきるための手段がいろいろぶっ飛んでて凄いです。ガラかめで言うところの努力の天才、亜弓さんタイプの人も出てきたら面白いなあ。どのキャラクターもかなり濃いので読み応えがあります。
    やたら優秀な兄弟姉妹や、毒親気味な親御さんをお持ちの方は共感しつつ身につまされるかも!?
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年10月15日
  • SF×不倫×ヒーロー
    SF、ヒーロー、不倫と三つの要素が両立する構成がすごいなあと。
    かわいい一途を通り越してガチでストーカー状態な主人公かのんさんなんですが、時々台詞が心に刺さる。
    「だって他人とか怖いじゃん」とか。「同じところをぐるぐる回ってるだけだし」とか。
    主人公、主人公の長年の思い人の先輩、先輩の奥さん、主人公の血の繋がらない弟、それぞれの心理描写が的確で無駄がなくて等身大で引き込まれます。
    好きな漫画家さんの一人が評価されていただけのことはあるなあと。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年10月15日
  • ちゃんとSFしてる。
    近未来、謎の「蝶」という存在による高原から、ヒューマノイド「アダム」が地球を守るというお話です。
    題名や設定通り、鉄腕アトムや過去のSF名作へのリスペクトが随所に感じられます。アダムは人間的な心を持ち、作中で感情を獲得していきます。愛読書が村上春樹だったり、拾った子猫を飼ったりします。プルートゥは浦沢直樹さんリスペクトでもあるんだろうか?
    たびたび自己進化しながら襲撃してくる「蝶」が「新世紀エヴァンゲリオン」の「使徒」ぽかったり、「蝶」の襲来とそれを撃退できる唯一の存在「アダム」という構図自体に何やら裏がありそうなところ、絵柄がどことなくヴァンドデシネを感じさせたり、サスペンスシリアス系の海外映画やドラマっぽい雰囲気は、はまる人はすごくはまる作品かなと。
    作中、設定はかなり現実や近未来の研究、科学的エビデンスを尊重したつくりです。
    単行本おまけとして、SF要素であるとか、IT関係数学関係であるとか、その手の話のベースとなる知識をキャラクターが解説するコーナーや参考図書の紹介、おまけ漫画がついてます。お得。
    本編を読んだ後にそこだけ読み返しても楽しいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年10月15日
  • 怪談の最高峰
    カズオ・イシグロ氏は英国本国では日本における小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)のような捉え方をされているというけれどどうなのか。(こう…なんか黄色人種として英国で苦労した日系移民であるはず!みたいなレッテル貼りたそうな扱いには違和感あり。お父上は海洋生物学者ではなく海洋学者さんだそうです。海流の流れ等々。不正確な情報を過去レビューに記載し深くお詫び申し上げます)。
    閑話休題。
    日本人の奥様に古く伝わる伝説伝承の類を語らせて八雲は創作に及んだそうですが。琵琶法師に語り継がれてきた数百年と洗礼を受けて残っているソースな訳で。しかも平家物語に壇ノ浦に、舞台設定は完璧。目が見えない琵琶の名手の芳一だからこそ成立する内容。日本人が大好きそうな起承転結も余韻も完璧。格調高い日本語の文章。
    本作は、怪談の最高峰だと思っています。子どもの時は鮫人の涙がルビーに変わる話が好きでしたが。
    ところで、平家の落ち武者の亡霊の祟りとされる、人の顔が甲羅に浮いたような人面ガニは、いわゆる人為的な突然変異を起こした結果の産物という話を知ったときは面白かったです。羽根に目玉のような模様がある蛾や蝶が天敵に避けられた結果生き残ったように、平家の祟りを恐れた漁師が人面ぽいカニばかりを捕れても海に逃がし続けた結果そういうカニばかり増えちゃったという例のお話です。
    しかし幽霊の正体みたりみたいな話ばかりではなく、あの壇ノ浦辺りの海には、現代でもいろいろいつわには事欠かないようで…(いたずらに心霊スポットや曰く付きの場所に近寄るのはお勧めできません)。
    「耳なし芳一」は、オチやあらすじをご存知の方は多いとは思いますが、日本が誇れる名文だと思うのです。
    古今東西の名作が0円で読めてしまう青空文庫は弱者の味方(本に、趣味に散財できる時点で強者との説あり)。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年10月11日
  • 作品意図としてのマーケティング
    小説、漫画、アニメ、多極的に展開されている人気作品です。安易なスターシステムではなく、当初から、それぞれの作品展開のタイミングの計算や構成的意図を持って、出版社の壁さえ超えて複数同時展開をされていますが、それらが相互に過度に相殺しあうことなく、効果的に影響しあって進行している稀有な作品だなあと思いながら見ています。
    各登場人物のキャラとしての強さもさることながら、全貌を少しずつ明かしていくシナリオの進行手腕に唸りますね。
    ちなみに駄目な大人なのでSQは創刊から全部買ってます…ヴァンパイア物大好物なのでやや贔屓目あり。
    ※作品の真価は本来、完結時に定まるという考えなので、未完結作品は基本★四つつけますが五つでないことに深い意味はありません。隙あらば自分語りすみません…
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    投稿日:2017年10月10日
  • 能ブームは何故来ない?
    一人の若者が能楽師として様々な経験や恋や出会いと別れを通して成長して行く様を描いた傑作です。
    柔道ブーム、将棋ブーム、落語ブーム、競技かるたブーム、歌舞伎ブーム、等々…大変結構。
    お能もブームにならないかな~…
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    投稿日:2017年10月09日