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この世界の片隅に (上)
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平成の名作・ロングセラー『夕凪の街桜の国』の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

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書店員のレビュー

戦争の物語には、辛く悲惨なイメージがつきまとうものですが、この作品では、戦時中にも幸せな事や、楽しい事があり、人々には日常生活があったんだ、ということが描かれています。読んでいると、自分とは全く関係なく、遠い出来事のように感じていた戦争が、とても身近に感じられ、当時若かった祖母ももしかしたらこんな風に日々暮らしていたのかな、等と思いました。そして、悲劇が起こります。主人公・すずの日常生活を楽しく読んでいたから、より一層その悲劇は胸に刺さります。それでも生きていこう、と思える強さに、きっと読んでいる私たちは励まされるのではないでしょうか。一人でも多くの人に読んで欲しい、後世に伝えるべき名作です!
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ユーザーのレビュー

(5.0)

投稿日:2017年07月15日

日常の延長線上にある戦争を描いた作品 ネタバレあり

広島でごくごく普通に暮らす主人公の日常の延長線上にある戦争を描いた作品です。
戦時中の悲惨さをドラマチックに描くのではなく、非常時の中でも現代の人と何ら変わらず毎日の暮らしがあり、材料が無い中でも工夫して食事を作り、面倒な家事をこなし、笑ったり時には怒ったりしながらも、明るくいようと努める健気な暮らしぶりが描かれています。戦況が佳境になる前の中盤辺りまでは比較的ほのぼのとしていて明るい雰囲気でこういった作品に苦手意識がある方も読みやすいと思います。
終盤は本来なら少し未来への希望が溢れる暖かなシーンですが、その後の歴史を知っている読者からすると様々な細かな描写から悲しい未来が見えてしまうという物悲しい終わり方になっています。
物語は主人公の幼少期の話から始まりますが本筋の序章にあたる部分の「冬の記憶」「大潮の頃」は他の話とは少し異なりファンタジー要素を含む終わり方をしています。その後の「この世界の片隅に」とタイトルがついた部分は全て「第○回 ○年○月」という形で年月が入った題名になっており、史実に基づいた物語となっています。
この題名が例えば1話だと「第一回 18年2月」となっており、年号が省略された書かれ方をしています。個人的にはこの日記のような日付の表示の仕方が印象的で、作中これから描かれる歴史を既に知っているが故に作中の日付が進む度、この作品の結末は悲劇的なものになると勝手に決めつけるようなメタ視点を無意識に持っていたことに気づかさせられました。
また、作者のあとがきから「昭和18年から21年」を描いたこの作品は「平成18年から21年」にかけて連載されていたことを知った上に、雑誌への初掲載日も作中の時期に合わせ掲載していたようで、作者の作品や実際に戦争の犠牲になった方たちへの強い想いを感じました。
電子版と紙書籍の違いですが電子版は表紙が表分のみ、カバー折り返し部と裏表紙、カバー下絵は無し。各話ごとの初掲載日のクレジット無し。最終巻の参考文献や作者あとがきは収録。
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