【完結済み】残酷な神が支配する 1巻

萩尾 望都

小学館

ジャンル:少女マンガ

500円 (税別)

5ポイント獲得(1%)

eBookJapan発売日:2007年05月25日

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残酷な神が支配する 1巻の内容

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残酷な神が支配する 1巻の詳細

書店員のレビュー

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言わずと知れた少女漫画界の巨匠・萩尾望都先生の描く、性的虐待、ドメスティック・バイオレンス、同性愛、未成年の売春など、さまざまな社会的問題をテーマとした衝撃的な作品。
萩尾望都先生と言えば、『トーマの心臓』『ポーの一族』など、耽美な少年たちの同性愛風味な作品を多く排出しておりますが、同性愛という意味ではこの作品は格が違います!
まさか萩尾望都先生が…!?というような生々しい描写が満載で、パソコンの前で悶絶したほど。それもかなりハードな内容なんです。。
もちろんそれがメインではなく、この作品の凄さは、その内容の深さにあります。
ストーリーは、主人公の少年・ジェルミが、母の再婚をきっかけに、義父に性的虐待を受けるところから始まります。
母親の幸せを願うばかりに誰にも救いを求められず、エスカレートする虐待行為に、次第にジェルミの心は壊れ、物語は最悪な事件へと向かっていきます。
ジェルミがあまりにも可哀想で痛々しくて、読むのがかなり辛く、目を背けたくなるような場面も多々ありました。
最近のBL作品のハッピーエンドな甘さに慣らされていた私は、この作品を読んであまりの衝撃に熱を出しました(笑)
それほど魂に訴えかける力があります。
でも辛いばかりではなく、物語後半は、ジェルミをどん底から救い出そうとする義兄・イアンと、トラウマから立ち上がろうとするジェルミの精神的な部分での深い繋がりも丁寧に描かれていて、最後は希望が持てるような終わり方になっています。
また、この作品の見どころは、登場人物がとてもリアルだということ。
人間の葛藤・憎しみ・嫉妬・裏切り・愛憎と、人の心のドロドロした部分が巧みに描かれています。
心理描写がまた見事で、登場人物の感情が痛いほど伝わってきました。
同性愛というよりは、様々な形での人間愛が描かれた作品ではないかと思います。
少女漫画の域を超越した次元にある、文学的要素を多く含む素晴らしい名作なので、老若男女問わず、全ての方に是非読んでいただきたいです。
  • 参考になった 7

ユーザーのレビュー

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匿名希望

(5.0)

投稿日:2017年02月11日

強烈な追体験

本を読んでここまで強烈な追体験をしたのは初めてでした。フィクションのはずなのにまるで登場人物が本当に実在しているかのようです。肉薄したリアルな心理描写が痛いほど心に流れ込んできて、憑依でもしたかのようにどうしようもなく胸が苦しく、切なくなりました。今までいろんな作品を見てきましたが、そういった意味で自分の中では他の作品とは明らかに一線を画す存在です。
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