沈黙の艦隊 (1)

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日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海上自衛隊一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。しかし、海江田は試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行、突如反乱逃亡をする!原潜、核兵器、国家、戦争、そして…真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む最高傑作!

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日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海上自衛隊一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。しかし、海江田は試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行、突如反乱逃亡をする!原潜、核兵器、国家、戦争、そして…真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む最高傑作!

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(5.0)

投稿日:2017年02月17日

単なるシップバトルに留まらない、壮大でリアルな政治バトル

これは凄い漫画だった。最初から最後まで目が離せなかった。
日米の技術を結集して秘密裏に建造された最新鋭原子力潜水艦が「独立戦闘国家『やまと』」を宣言。果たして艦長海江田の目的は?
最初は、最新鋭原潜v.s.米ロの海軍力の現代兵器戦闘物だったのだが鞘当に、海江田館長の目的が明らかになるに連れて、物語はどんどん広がり、単なるバトル物ではなく、軍事力・経済力・政治力を背景に自国の国益を最大限に確保したい大国同士の激しい鞘当てに発展。原潜国家『やまと』が繰り広げる痛快壮大な戦闘だけでなく、この政治家同士・国家代表同士の思惑のぶつかり合いが激しい激しい。
原潜の独立宣言とか、その独立の最終的な目的・構想とか、実際にはとても非現実的だろうけど、とてもリアルに描かれていて、また思わず惹き付けられる理想の世界が語られ、最後までドキドキ・ワクワクが止まらない。登場人物がみんなエネルギーに溢れていて、その台詞も熱い熱い。
特に単行本23巻にしてようやくタイトルでもある「沈黙の艦隊」の単語が登場したシーンはシビれた。“沈黙の”って、“艦隊”って、そういうことか~。
そんなわけで、序盤のシップバトル物の間は痛快にサクサク読めるのだが、舞台が政治の場に移ると、各政治家の言葉一言一言をしっかり読み込まないと話に付いていけないので、読むのに時間がかかるし正直疲れる(笑)でも、じっくり熟読するだけの価値がある面白さだった。
作者のかわぐちかいじは、この結末も含めて、描き始めの時点で話全体の構想があったのだろうか。
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