薔薇王の葬列
薔薇王の葬列 (8)

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王の死から10年後、リチャードを取り巻く環境は大きく変わっていた。煌びやかな宴の陰で深まる兄たちの確執。そして、妖しい魅力で王を誘う魔女・ジェーンの台頭。人々の欲望が渦巻く中、自らの未来に触れたリチャードは、ヨーク家のために再び立ち上がる…!!

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王の死から10年後、リチャードを取り巻く環境は大きく変わっていた。煌びやかな宴の陰で深まる兄たちの確執。そして、妖しい魅力で王を誘う魔女・ジェーンの台頭。人々の欲望が渦巻く中、自らの未来に触れたリチャードは、ヨーク家のために再び立ち上がる…!!

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ユーザーのレビュー

チューダー朝にどう繋がるか楽しみ ネタバレあり

リチャード三世が両性具有であったという設定と、シェイクスピアの「リチャード三世」「ヘンリー六世」を下敷きにした大胆な解釈の意欲的な作品だと思います。
今、好きな少女漫画で五指に入るくらい面白いです。
両性具有の主人公が自分の中の男性性と女性性と、身体との不一致に葛藤する姿にも非常に考えさせられます。
薔薇戦争、敵同士であるヨーク家とランカスター家のイングランド覇権を巡る、長き因縁の戦いだけでなく、シェイクスピアの名場面もしっかり描写されていて、歴史漫画としても戯曲的な面でも面白いです。
以下ネタバレ含みます。
主人公リチャード(後のリチャード三世)は、実母に疎まれ、深い孤独と、不吉と烙印を押された両性具有の身に悩み苦しみ、体の秘密を抱えながら、男として生きてきました。ところが、リチャードは、自分を唯一愛してくれた父に恥辱と非業の死をもたらした、仇の家の当主であるヘンリー六世をそうと知らずに愛してしまいます。
一方で、血や争いを好まず権力にも無欲で無垢であるがゆえに、愛のない結婚をし、妻や息子に傀儡の王にされているヘンリー六世は、身分を隠して森で羊飼いとして偶然出会ったリチャードに、癒やしと心の平穏を見出します。2人の関係性はさながら「ロミオとジュリエット」のようでもあります。
お互い素性を知らずに心を通わせた2人が、6巻ではとうとうお互いの身分素性を一番衝撃的な形で知ってしまうようですが、今後どうなってしまうのか、目が離せません。
2人を巡る権謀術数や権力闘争、戦争には、なかなかエグいシーンもありますが、そこまで強い表現ではありませんので後味悪くはなかったです。
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