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サトラレ (1)
  • 完結

「サトラレにサトラレであることを気づかせてはいけない」――“サトラレ”とは正式名を「先天性R型脳梁(のうりょう)変性症」という謎の奇病によって、口に出さずとも自分の考えが周囲の人に“悟られ”てしまう不思議な能力の持ち主のコト。そして、例外なくあらゆる分野で天才的な功績を残すほどの才能を持つ彼らを、密(ひそ)かに保護するサトラレ対策委員会。これは、サトラレの青年・西山幸夫(にしやま・ゆきお)と彼を警護する小松洋子(こまつ・ようこ)、そして……その他大勢による少し不思議な物語。

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書店員のレビュー

誰しも一度は妄想し怖れたであろう状況を漫画にしたのが、この『サトラレ』。人の心が読める超能力者の話はよくありますが、これはその逆で、他人に自分の心の内が聞こえてしまう「サトラレ」たちの物語。彼らの悲劇の代償に、神様はサトラレたちになにかしらのジャンルで飛び抜けた力を授けています。しかし、天才的な能力とは莫大な利をもたらしうる財産でもあり、サトラレたちを守るため、周囲の人間は国家をあげて本人に事実を気付かせないようにする。このジレンマがミソなのでしょう。もしも、自分の心がまわりに筒抜けだったら? そして、自分だけがそのことを知らなかったら…? 想像するだけで冷や汗が。
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ユーザーのレビュー

(5.0)

投稿日:2017年01月01日

他人に心が筒抜けだけど天才なサトラレとどう生きる?

自分の心が他人に筒抜けになってしまう代わりに天才的な才能を発揮する「サトラレ」。その能力を保護するために、そのサトラレは国によって密かに守られ、周囲の人も心が読めてしまっていることを顔に出さないようにしている。
読んでいると、ちょっと人間不信になって、もしかして自分の心も他人に筒抜けだったらどうしようとドキドキしてしまう。まぁ、残念ながら人並み外れた才能とか無いんだけどさ・・・。
難題にぶち当たり「こんな難問サトラレにでもやらせておけばいいんだよ」とサトラレが心のなかでつぶやくと、周りが「だからお前だ・・・」と心の中で突っ込むシーン、地味に好きだ。
そんなサトラレとどう共存するか、あくまでひた隠して普通の人間として生かすか、サトラレとして認知するのか、社会から外れた孤島で孤独に生きるか・・・。一話一話はコミカルに描かれていて笑えるエピソードも多いけど、結構深い問いかけもある名作。
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