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人斬り

幕末のテロリスト、恐怖の暗殺剣!──動乱の幕末期、開国派と対立する攘夷派から出現した凄腕の暗殺者。「人斬り」と呼ばれ、味方からも恐れられた鏡心明智流の使い手、岡田以蔵伝!

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書店員のレビュー

『人斬り』の後に続く人名を問われれば、多くの人が「以蔵」と答えるに違いありません。この『人斬り』で描かれる幕末の刺客・岡田以蔵の凄みは、圧巻です。「天誅」と叫びながら斬る!!「岡田以蔵だ!!」とわめきながら斬る!! ここぞ平田劇画の見せどころ、といわんばかりの迫力です。でも、見せ場は、殺陣のシーンだけではありません。以蔵の師匠である武市半平太との複雑な感情のもつれは、後半になるに従って盛り上がりを見せます。以蔵を阿呆者として遠ざけようとする武市と、武市に対して復讐に燃える以蔵…。この、どんどん殺伐としてゆく場面が、平田劇画らしくてたまらないのです。血で血を洗う幕末という時代に、この作品はリアリズムを感じさせるのです。(2010/8/21)
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