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俎上の鯉は二度跳ねる

女を抱いた次の日、俺は男との愛に耽溺する──。妻と離婚した恭一(きょういち)。だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!?ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!!収録作品:憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする/梟/俎上の鯉は二度跳ねる

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「このBLがやばい!2010」で堂々の第1位を獲得した作品!BLレーベルしかチェックしていなかった私はBLスキーとしてあるまじきことに、この作品の存在に気づくのに大幅に遅れてしまいました。なんとJUDYコミックス(普通の少女コミック!)で発売されている作品でして、この情報がなければ一生出会えなかったことでしょう。恐ろしい…。著者である水城せとな先生との出会いは、十数年程前に買い始めたBL雑誌「BE×BOY」で連載されていた『同棲愛』という作品でした。当時中学生だった私は、この作品に深い感銘を受けBLというジャンルの奥深さを痛感しました。それまで私の中ではBL=ファンタジーで、「男同士だけど好きだ!」→「俺も」という黄金の数式が成り立っていたのですが、一筋縄ではいかなかったのが水城先生の作品でした。なんというか、いい意味でも悪い意味でも非常にリアルな内容だったんです。言葉ひとつひとつに重みがあり、繊細な心理描写がとても印象的でした。その後、水城先生はレディース誌に移られて、もうBLは描かないのか…と残念に思っていたのですが、数年前『窮鼠はチーズの夢を見る』でBLをまた描いていると知った時は、当時の懐かしさが蘇り単純に嬉しさが込み上げてきたものです。こちらのシリーズですが、簡単に言うとゲイとノンケの恋愛は成立するのか?という内容かと。普通のBL漫画では胸を張ってイエス!なのですが、これはそう単純な話じゃない。「好きになったのがたまたま男だった」なんてそんな常套句は通用しない。性癖というのはその人個人の変えようのないもので、女も愛せるノンケと、男しか愛せないゲイには、その後の人生においてきっと歩み寄れない程大きな隔たりがあるのですね。いつか必ず駄目になると解っているゲイの今ヶ瀬と、未来のことまでは考えられないノンケの恭一。ノンケの恭一には女と結婚して幸せな家庭を築くという道も残されているけれど、ゲイの今ヶ瀬にはそんな未来は存在しない。切なくて痛くてただただ苦しい刹那的な関係。終着駅の違う者同士の行く末はどうなるのか…。久々にBLというジャンルで心の琴線に触れた作品に出会えました。BLのジャンルを超えた非常に文学的な作品なので、BL好きじゃない人にも一読の価値ありです!
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ユーザーのレビュー

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(5.0)

投稿日:2015年04月08日

泣きました。

愛とか恋とかお互いを思いあう甘さが切なさを呼んで、心を満たしてくれるBLが好きでした。なのに、この作品では痛々しいまでに自分をさらけだし、お互いを理解しあい許し受け入れる姿に心が揺さぶられ、涙を流しながらも読まずにはいられず読みました。出逢えて良かった作品です。
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