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パスカル・シティ

宇宙飛行が決して特別ではなくなった時代。原因不明の事故が最新型シャトル「サラトガ」を襲う。太陽突入まであと22日。太陽接近に伴い上昇する船内温度は乗組員たちの生きる希望を吸い取っていく。大人達が絶望に包まれたその時、7人の少年少女が父親救出の為、とんでもない計画を立ち上げる……希代のストーリーテラー新谷かおるが圧倒的な臨場感で贈るSFコミック!

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今年(2011年)は、最後のスペースシャトルであるアトランティスが6月に打ち上げられ、スペースシャトルは全機が退役するのだそうです。稀代のストーリー・テラー新谷かおるが描いた『パスカル・シティ』は、奇しくも最後のスペースシャトルの打ち上げと第2世代シャトルであるサラトガの宇宙飛行が舞台です。ただ、順風満帆なフライトではなく、メインエンジンがトラブルを起こして軌道を外れ、そのままだと25日後には太陽に衝突してしまうというスリリングな設定。NASAは救助船を打ち上げますが、ほんのわずかなタイミングのズレで救出計画は失敗します。誰もが絶望視する中で、望みを捨てきれずに立ち上がったのは、なんと乗組員の子供たち7人です。子供たちはサラトガの乗組員とランデブーできるのでしょうか。怒涛の展開に目を離せなくなります。それにしても、作中にもありましたが、ライト兄弟が人類最初の動力飛行に成功してからわずか100年ばかり。現代科学の進歩に驚愕せざるを得ません。物語のシャトルは、大きなトラブルに見舞われましたが、現実のアトランティスには有終の美を飾ってほしいものです。(2011/1/10)
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