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HIMALAYA(ヒマラヤ)

写真家水越武の心の中に燿いていた夢や憧れの対象であったヒマラヤ。1973年から20年間に挑んだ回数は12回。その夢と憧れを現実のものとしたヒマラヤの感動を余すところなく伝える写真集「HIMALAYA(ヒマラヤ)」が電子書籍として登場。「HIMALAYA(ヒマラヤ)」は現在環境問題をテーマとして撮影を続ける写真家水越武にとって「穂高」と並び今につながる写真家人生の原点ともいえる作品群である。ここに、写真家水越武の魅力を伝える待望の電子出版ebook日本写真家ユニオン名作シリーズ、水越武3部作が完成する。

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あるがままの自然を被写体として、地球と向き合って活動してきた写真家・水越武。穂高に始まった水越の山行きは、20年間に12回、ヒマラヤと日本を往復してつくりあげた『HIMALAYA』に結実しました。1995年講談社出版文化賞に輝いた『HIMALAYA』がそれから15年の年月を経て電子書籍版になって甦りました。79枚のモノクロ、銀塩写真から新たに編集された電子写真集。昨今のデジタル写真の、一見豊かなカラーの世界に見えながら、じつは平板で奥行きを感じさせない色調に慣れた目には、微妙な光と影がおりなすモノトーンの世界はかえって新鮮な驚きをもたらしてくれるようです。日曜日の昼下がり、iPadを手に、76枚のヒマラヤの世界を1ページ、1ページ、ゆっくり愉しませてもらいました。著者は、これらの写真を撮影するために、繰り返し繰り返しヒマラヤを旅し、頂きに立ってきました。ヒマラヤはいうまでもなく、ホテルに泊まったり、乗り物に頼って旅ができるところではありません。テント、食糧、燃料などすべて自分たちで携帯する必要があり、それをポーターに運んでもらうわけですが、そのポーターが逃げだすことさえあったというヒマラヤの山行き・撮影行です。4ヶ月の間、緑を目にすることなく、雪や氷の上に寝て、四つの高い峠と五つの大きな氷河を旅した――と著者も述懐しています。そうした積み重ねの結晶としての写真集。かつて賞を得た紙版は書店店頭からはすでに姿を消し、アマゾンのマーケットプレイスでは定価14、563円(税抜き)の本に25、000円という価格がついています。新たに編集された電子書籍版によって、価値ある出版物が再生された好例といえると思います。(2010/11/19)
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