ユーザー評価なし レビューを見る
機械仕掛けの愛 (4)

第17回手塚治虫文化賞 短編賞に続き、第19回文化庁メディア芸術祭にて優秀賞を受賞! 幸せあふれる結婚披露宴。花嫁の父親は、ロボットだった。「この日を妻にも見せたかった」 ……彼の記憶にある妻の姿は? フワフワの着ぐるみ、クラスの転校生、未来を予言する者、そして誰もが待ち望んだ、聡明で清廉で公正な大統領。ロボットの彼らが、ヒトの世界を変えていく。だが、技術が進歩しても、キカイを操っても、ヒトを殺すのはヒトである。現代社会が注目する「人間とAI」にまつわる物語を、丹念に貪欲に描いていく寓話的オムニバス、8編を収録。

  • この作品の新刊を通知
    ONOFF
  • この著者の新刊を通知
    ONOFF
  • 新刊オート便(予約)
    ONOFF
書籍の詳細

スペシャルレビュー

機械仕掛けの愛

私はお涙頂戴みたいな漫画は、本当は嫌なのだ。だがロボットが主人公の本作は、ビッグコミックで一番涙腺がゆるむ。犬や幼児のように、ロボットは純真で、どんなにイジメられてもイジメられてもご主人様である人間を慕い、忠誠を尽くす。醜い人間への無限の信頼は、切ない。映画『道』のアンソニー・クインのように、喪って初めて人は、愛を知る。嫌だが大好きな作品だ。

書店員のレビュー

将棋の対局で、コンピューターがプロ棋士に勝ったらしいですが、人工知能…AIはどこまで進歩し続けるのでしょうか。『機械仕掛けの愛』は、ロボットのAIが愛を持ったとしたら、というテーマで描かれた読みきり短編集です。『自虐の詩』で知られる業田良家の作品ですが、『自虐の詩』が後半から最終回に向かって圧倒的なカタルシスが押し寄せてくるのに対して、この『機械仕掛けの愛』はそれぞれの短編を読むごとに心が浄化されていくようです。いやあ、1話目からさっそく目頭を熱くさせられるわけですが、とりわけ好きな作品は「リックの思い出」という家事や子守をするロボット・リックの話です。不幸にして、リックが仕えていた親子二人は亡くなってしまいます。リックは自分がいなくなったら二人のことを思い出してくれる人もいなくなるから絶対に二人を忘れない、と天に誓います。やがて旧型ロボットとして何度も廃棄されそうになるのをリックは必死に抗います。メモリーに記録された思い出が消去されないようにです。そして、リックはロボットならではのAIの解決策を見いだすのですが、終盤に向けて涙なくして読めません。現実の未来にもこんなロボットたちが身の回りにいたら素敵だなあ、と感じる本です。連載と続巻がとても楽しみです。(2013/4/26)
  • 参考になった 0

オススメ特集

一覧を見る

ここもチェック!

コンテンツについて

  • この商品は紙書籍ではありません。すぐにご覧いただける電子書籍です。
  • デジタルコンテンツのため、商品の性質上、返品できません。
  • 紙書籍とは内容が異なる場合がございます。また、サイトに表示されているサムネイルと電子書籍の表紙画像が異なる場合がございます。予めご了承下さい。
  • 対応デバイスに記載されていない端末は、購入できても読書はできません。ご注意下さい。
  • Mac OS X 10.5/10.6をご利用で最新版のebi.BookReaderがご利用できないお客様は、サイトの表記でMacが利用可能端末となっていてもリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。
  • Android OS 5.0以上でebiReaderをご利用のお客様は、サイトの表記でAndroidが利用可能端末となっていても一部のリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。