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そば屋幻庵 (12)
  • 紙と同時

単行本累計15万部突破!! 大人気シリーズ最新巻! 見習いたくなる! 粋な親爺が謳歌する第二の人生 勘定方の要職を早々に致仕した牧野玄太郎が営む、絶品夜鳴きそば屋[幻庵]には、ひっきりなしに客が訪れ連日大賑わい。その中には、一風変わった客もちらほら―――…。病床の父のために思い出の蕎麦を探しまわる少女、町奉行の屋敷に盗みに入った間抜けな盗賊、玄太郎に熱い視線を送る髭ヅラの男、良家の娘と喧嘩してしまった奉公娘、飯を食わない絵師見習い…などなど。笑いあり、涙ありの心温まる全六篇を収録!!

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そば屋幻庵

好きな趣味が仕事にできれば……と夢見る人も多いはず。この作品の主人公・牧野玄太郎は、「そば打ちを極める」という夢を叶えるため、けっこうな高給取りの旗本なのに仕事をやめてさっさと隠居してしまった、なかなかに迷惑な人物です。念願叶って始めたそばの担ぎ屋台に客が持ち込む問題を解決したり、家人にばれないように右往左往したり……。そんなエピソードにほっこり癒されます。ストレスをためた方におすすめ!

書店員のレビュー

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私、そばは大好きです。ですのでこの作品はおさえねばと勢い込んで読んだら、旗本のセカンドライフなんて想像すらしませんでした。かといって期待外れかというとそんなことはありません。そば好きが高じて担ぎ屋台の親爺になってしまった、牧野玄太郎という旗本の若隠居で元勘定方が主人公。彼がこの屋台・幻庵に顔を出す人の困りごとを解決するためにひと肌脱ぐという人情時代劇で、時代物にありがちな説教くささもなく、登場人物がわいわい楽しみながら人助けをしているのがいい。元役人だと遠山の金さんみたいな展開になりそうですが、玄太郎は見栄は気っても大暴れするようなタイプではなく、肝心なところは元同僚や後輩にお任せ。お願いするときのお土産はもちろんそば。権力乱用?もあったりして適度に力が抜けたところが良い味出してます。表紙にも描かれているそばばっかり食ってる芸奴は濃厚な玉子、端正な顔立ちの息子はほろ苦い薬味、といった風情。シンプルな話で後味よく、いつでもどこでも味わえる品。一度ご賞味ください。(2010/11/19)
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