ファンタスティック12(ダズン) (5) 地球の驚異

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大地は驚くべきアーチストである。18世紀の人間は、化石学と景観学をもってこれに対したが、それを可能にしたのが、秘境探検がもたらしたフェノメナ(現象)感覚であった。世界の奇観を集成した<大地の博物学>は、18-19世紀のメガロマニア(巨大物崇拝者)たちが味わった、視る恍惚を、現代のわたしたちにさえ力強く伝えてくれるにちがいない。【脳内パノラマとしての図像を探検する・ファンタスティック12の第5巻】

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大地は驚くべきアーチストである。18世紀の人間は、化石学と景観学をもってこれに対したが、それを可能にしたのが、秘境探検がもたらしたフェノメナ(現象)感覚であった。世界の奇観を集成した<大地の博物学>は、18-19世紀のメガロマニア(巨大物崇拝者)たちが味わった、視る恍惚を、現代のわたしたちにさえ力強く伝えてくれるにちがいない。【脳内パノラマとしての図像を探検する・ファンタスティック12の第5巻】

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書店員のレビュー

電子書籍として先日蘇った『世界大博物図鑑』という膨大な資料を一人で作り上げた荒俣宏氏。その氏が自身のコレクションを編集した「脳内パノラマとしての図像を探検する『ファンタスティック12』」。僕のおすすめは第4巻『民族博覧会』。

冒頭にはこうあります。「わたしたちがなぜ異民族に関心をもつか、といえば、それは、文化的にも民族的にも遠く離れた人々との対面がもたらす<新たな啓示>を期待するからにちがいない。」。これはどれだけ時代が変わってもなくなることのない「新奇なるもの」への憧れという人の本能なんじゃないでしょうか。16世紀~17世紀、まだほとんどの人が異文化圏を知らない西欧で、名前も知らないような異民族文化をなんとか紹介しようとした図像の数々。特徴をしっかり伝えようという思いや異文化へのとまどいなどに思いを馳せながら見ていると本当に飽きません。当時の西欧人の<新たな啓示>への欲求を強く感じることでしょう。これらの出典元は300年前の旅行(冒険?)ガイドブックのようなものだったのかもしれませんね。
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