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ファンタスティック12(ダズン) (11) 解剖の美学
  • 完結

解剖図譜は16世紀イタリアのヴェサリウスをもって嚆矢とする。筋肉男や骸骨男が町を背景にポーズをとる図像は、オランダのアルビヌスに受け継がれ、歩く死体=ゾンビが初期解剖図譜のパターンとなった。次に、同じくオランダのダコティが彩色をほどこしたエロティシズム溢れる生体解剖図を制作したが、これら西洋の美学と、江戸期『三之助解剖図』に見られる解体作業にも似た生々しさとを、ぜひ比較鑑賞されたい。本書は、図像の持つ過剰な快楽を味わおうとする人々のために、古今の解剖図像を一堂に会させた第二の『解体新書』なのである。【脳内パノラマとしての図像を探検する・ファンタスティック12の第11巻】

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電子書籍として先日蘇った『世界大博物図鑑』という膨大な資料を一人で作り上げた荒俣宏氏。その氏が自身のコレクションを編集した「脳内パノラマとしての図像を探検する『ファンタスティック12』」。僕のおすすめは第4巻『民族博覧会』。

冒頭にはこうあります。「わたしたちがなぜ異民族に関心をもつか、といえば、それは、文化的にも民族的にも遠く離れた人々との対面がもたらす<新たな啓示>を期待するからにちがいない。」。これはどれだけ時代が変わってもなくなることのない「新奇なるもの」への憧れという人の本能なんじゃないでしょうか。16世紀~17世紀、まだほとんどの人が異文化圏を知らない西欧で、名前も知らないような異民族文化をなんとか紹介しようとした図像の数々。特徴をしっかり伝えようという思いや異文化へのとまどいなどに思いを馳せながら見ていると本当に飽きません。当時の西欧人の<新たな啓示>への欲求を強く感じることでしょう。これらの出典元は300年前の旅行(冒険?)ガイドブックのようなものだったのかもしれませんね。
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