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まほろ駅前多田便利軒

「ここも一応、東京なんだがな」と言われてしまう“まほろ市”は、東京のはずれの大きな町だ。まほろ駅前で、ひとり便利屋を営む多田啓介のもとに、高校の同級生・行天春彦が転がりこんだ。高校時代、教室でただ1回しか口を開かなかった、ひょろ長い変人だ。ペットあずかりに子どもの塾の送迎、納屋の整理…ありふれた依頼なのに、行天が来てからは、やたらきな臭い状況に追い込まれるハメに。さて、本日のご依頼は?多田・行天の魅力が全開の、第135回直木賞受賞作。

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第135回直木賞受賞作品(2006年上半期)。この期には伊坂幸太郎「砂漠」や貫井徳郎「愚行録」がノミネートされている中で、井上ひさし、平岩弓枝、北方謙三、五木寛之の各氏から高い評価を得て、森絵都「風に舞いあがるビニールシート」とともに選ばれた。町田をモデルとするまほろ市で便利屋をやっている30代半ばの男がバス停で昔の同級生に偶然出会う。高校3年間同じクラスにいたといってもじつは一度も口をきいたことのなかった元同級生が便利屋のところに転がり込んで同居生活が始まる。ちょうど正月のことで、その後の一年間の物語だ。人口30万人、東京南西部最大の住宅街にして歓楽街・まほろ市の駅前の便利屋は名前の通り、なんでも請け負う便利な存在。犬を飼えないアパートへ引っ越す訳あり家族から犬を知らずに押しつけられて、新たな飼い主を探す。探し出した飼い主は、コロンビアから来たと自称する娼婦。便利屋は英語ではhandymanというそうで、本のクレジット欄には、The Handymen in Maharo Townとある。Handyは便利な、役立つなどの意味で、器用な人(handy person)などというときにも使われる。主人公の二人は、庭にある猫の死骸の片づけから夜逃げした店子の荷物処分までなんでもやる便利な存在だが、生き方はけっして器用ではない。そういう二人の男と、交差する人びとの人生模様が丁寧に描かれていて、面白い小説らしい小説。(2010/4/30)
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匿名希望

(4.0)

投稿日:2016年04月02日

読みやすい

当事読んでて漫画みたいだなぁと思った。
堅くなくて、頭が疲れない。
でも読んでて、心に響く。
疲れてて、しんどいとき、少しほぐされた思い出有ります。
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