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ぼくは麻理のなか (1)
  • 完結

友達が一人もいない大学生の≪ぼく≫の唯一の楽しみは、コンビニで見かけた名も知らぬ女子高生を定期的に尾行すること。いつものようにその娘を尾行していたら突然記憶が飛び、≪ぼく≫はその娘のベッドで寝ていて、≪ぼく≫はその娘になっていた。その娘は≪麻理≫という名だった――。

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ぼくは麻理のなか

友達が一人もいない大学生・小森の生き甲斐は、名も知らぬ女子高生を尾行することだった──。ある日、目覚めた小森は自分がその女子高生・麻理になってしまったことに気づく。女子高生として生活し、リア充グループでの会話や振る舞いなどに戸惑う小森=麻理。男女入れ替わりを扱った作品は古今に多く存在するが、人の心の扉をこじ開ける描写力で名高い押見修造先生のストーリー展開と筆致は、読む者をぐいぐいと引き込みます。静かな空気が突如不安感に包まれる、読んでいるとそんな瞬間が訪れる快作にして怪作。絶対のオススメです!

書店員のレビュー

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押見修造さんは、学生の頃にヤンマガで連載していた『ユウタイノヴァ』という作品を読み、その何とも言えないエロスにヤられて以降、大好きな作家さんです。『漂流ネットカフェ』やアニメが話題の『惡の華』もそうですが、とにかくエロいんですよ。物語や展開はともかく、雰囲気や絵が生々しくていいんです。上手く言えませんが。で、この作品。「ある日起きたら自分の姿が憧れのあの娘に!?」というものですが、まぁ読んでて悶々とさせられます。焦らされます。「どうなったの?どうするの?何するの?」ってなもんで。しかし主人公は憧れの女の子のその姿に対し、一線は超えません。残念だけど素晴らしい! そこでいろいろしちゃったら台無しですから。ちなみに主人公の男は「憧れの女の子」になりましたが、その「憧れの女の子」の自我がどうなったのかはまだわかりません。そのあたり、これまでの「男女入れ替えモノ」とは一線を画していて、今後が気になります。
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