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裂けた旅券 (6)
  • 完結

セーヌ川で喪服の夫人と知り合い、ベッドを共にした豪介。後で彼女が巨額の資産を残して死んだガレロン氏の後妻だったと知る。なぜか夫人は自分を汚そうと、売春宿で働き始めるが、先妻の子供達が彼女を殺そうと追ってきていた。パリ警視庁の刑事までが、その手先となって婦人を狙う。しかし豪介の機転で、ガレロン家の息の掛かっていないフェサンドリ署の警官を動かし、危機を脱した。遺産相続の場に現れた婦人は、会社の30%もの株券を渡されるが…。

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書店員のレビュー

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火曜サスペンスのようなタイトルに昭和フレーバーを感じさせる表紙。30年近く昔の作品ということでちょっととっつきにくい印象もあるのではと思うかもしれませんが、これはわりと気楽に読み進められる作品です。
フランス在住15年、無職の中年男、羅生豪介の場当たり的な海外生活ぶりというのが前半の主なテーマ。この路線の短編で話が続いていくのかな、と思い読み進めていたのですが、2巻の終わり、ヒロインの登場により「年の差国際恋愛」という要素を得て物語は一気に進展。このヒロイン、マレッタという女の子がまたとても魅力的に描かれており、枯れおやじ風な豪介との対比はとてもいいバランスです。30半ばまで無職の無頼外人であった豪介も物語の中盤にはついに定職を得て、KGBやら中東戦争やら陰謀に巻き込まれながらも国際結婚について真剣に考えたり。
しかしこの作品に感心してしまうところは、当時のヨーロッパと日本の社会情勢や人間性の相違点・共通点がとても自然に描かれているところ。これが70年代の日本人の国際感覚だとしたら当時のほうがよほどグローバルなんじゃないかと思ってしまいます。30半ばのおっさんと16歳のパリジェンヌの恋・・・なんともうらやましい話です。
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