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裁判員の女神 (4)
  • 完結

冤罪!!戦うべき敵は、正義の警察官・検察官・裁判官!!国家権力によって濡れ衣を着せられた犬養晃。犬養と唯一、面識があった小倉は裁判員として無実を証明しようとする。だが冤罪の裏には、司法のおぞましい癒着構造が!!

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裁判員制度を知るには最適

家裁の人、の原作者の毛利甚八氏(2015年逝去)の関連から、同じ作画の方ということで積ん読しており、最近になって通読しました。
弁護士の監修解説のもと、選任された一般市民が裁判官とともに裁判に参加し人を裁く判断をする…裁判員制度がどういうものなのか、人を裁くとはどういうことなのかを考えるには非常に適しています。
そんなに高くない確率ですが、誰でも裁判員に選任される可能性はあるのです。
終盤の犯罪被害者の救済や、加害者の更生や死刑の是非というテーマはあまりにも重いので、一つの答えの方向性を示すことは漫画としてできているものの、テーマの重さにいささかキャラクターが押し潰された感はあります。やはり娯楽作品としてよりは、制度の概説書、問題提起として読む姿勢が正しいように感じました。
毛利甚八氏は、非行少年の更生を助ける活動にも多く従事され、漫画を通してだけではなく、実際にも答えを探す努力をされてきた方のように理解しています。
ご冥福をお祈りいたします。
遠くない未来には、日本も訴訟社会化が進行し、裁判員選任がアメリカのようにコンサルタント会社によるビジネスにならざるを得ない時代も来るのかもしれません…嫌だなあ。
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