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とじこめたこころ 本当に悲しい2

目隠しをされたとようやく気付いて、一気に顔に熱が集まる。布の正体が、部屋にあったタオルだったとわかったのは後だった。見えない状態にされて、突然不安になってきた。目を閉じているのとは、わけが違う。確かにこれだったら、俺の顔も唯人には見えない。でも、そういう問題じゃ…「…あっ」また首筋を噛まれて、小さく声を漏らす。唯人の手が、座り込んだ俺の背中を何度も往復している。背筋がゾクリとした。感触が、やけに生々しい。舌の柔らかさも温度も、手のひらも、指も全部、直接肌に触れているところから焼けそうになる。「ん…う、ん…っ」舌が首からうなじを伝っている間に、指先は肌を滑って下着の中に入ってこようとしていた。一瞬、体が強張る。緊張した俺の肩を、もう片方の腕が優しく撫でた。「…嫌だ、」ぽつりと、口から小さく零れた。嫌なのか嫌じゃないのか、わからなくなる。触って欲しいと思っていたくせに、いざこうなると、逃げ出したくなる。それでいて、また目も合わない日々が訪れれば、触れて欲しいのにと、そっと願うんだ。本当に、恋なんかするんじゃなかった。

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