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夏の前日 (5)
  • 完結

華海(はなみ)は簡単に涙をながし、「哲生(てつお)君が彼氏だったらよかった」と哲生に言った。晶(あきら)は決して泣くことはなく、「じゃあ、またね」いつもそう言って、哲生を見送った。孤独に満ちた哲生を愛した晶と、そのやさしさに応えたかった哲生。それは永遠の片思いのような恋――。ふたりの長い夏の前日、終幕――。

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匿名希望

(5.0)

投稿日:2015年11月26日

切なくほろ苦い恋の物語

芸大生の哲生と画廊に勤める年上の美女晶の恋の物語。

心に残る絵画や風景のような作品を読みたい方にはぜひおすすめする。

この作品には哲生のふたつの恋が描かれている。
身近で自分を支えてくれる魅力的で愛すべき女性(晶)への恋と、言葉を交わしたこともないのにどうしようもなく心惹かれる女性(華海)への恋。
どちらも本物の恋心で、哲生にとっては大切なもの。
この物語の成り行きは哲生がまだ未熟な青年だからこうなっているのかと思う。
でも、未熟なあの哲夫生でなければ晶は恋をしなかったようにも思う。
ひとときを過ぎてしまうと二度と生まれることのない想い。
哲生と晶が過ごす幸せな時間が心に染みる。
特に哲生が時折見せる表情に描かれている晶への想い、その想いに哲生自身が気づいていないのが歯がゆく感じられる。
終盤華海への想いを強く自覚した哲生だが、彼の中に染み込んでいた晶への想いに気づいたのはもっと後のことになる。
どちらも間違いなく彼にとっては本当の恋だった。

読後いつまでも心に余韻を残す宝石のような作品。
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