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エーゲ 永遠回帰の海

神とは何か、歴史とは何か、そして人類の未来とは……。延べ8000キロ、40日間におよんだ立花隆のエーゲ海・思索紀行の全貌が、須田慎太郎の写真とともに浮かび上がる。

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古代遺跡などが存在する有名な観光地に行くと必ずといっていいほど「日帰り遺跡巡りツアー」なるものが存在します。僕は歴史に興味がないというわけではないのですが、過去に遺跡を眺めて興奮した、楽しかった、という経験があまりないため、今日までほとんど参加したことがありません。本書は若かりし立花さんが40日間に渡ってギリシャの島々を訪れ、そこに点在する遺跡の数々を巡りながら感じたこと、考えたことが美しい写真とともに綴られています。その中で遺跡の楽しみ方、というものを立花さんはこう言っています。「遺跡を楽しむのに知識はいらない。黙ってそこにしばらく座っているだけでよい。大切なのは、「黙って」と「しばらく」である。できれば、二時間くらい黙って座っているとよい。そのうち、二千年、あるいは三千年、四千年という気が遠くなるような時間が、目の前にころがっているのが見えてくる。抽象的な時間ではなく、具体的時間としてそれが見えてくる。」 なるほど、遺跡を楽しむにもコツがあるようですね。今までもったいないことをしていたのかもしれません。そのほかにも、ただの旅行ではない、立花さん流「思索紀行」のコツがたくさん入っています。
それと、この電子書籍版『エーゲ 永遠回帰の海』には電子版のみの特典として、「立花隆 エーゲを巡る」と題した増補写真集(50ページ以上!)も巻末に収録されています。eBookJapan編集部が選び抜いた「思索の旅」を語る写真たち。こちらもどうぞお楽しみください。(2012/12/28)
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