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10月の満月に一番近い土曜日

世界で最も過酷なレースといわれているトライアスロン。毎年「10月の満月に一番近い土曜日」にハワイ島で開催されるトライアスロン・レースに出場するため、情熱をかけるトライアスリートたち。それぞれの思いを胸に、トライアスリートたちの熱く長い1日がはじまる!!

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書店員のレビュー

自転車愛好者が増えているようです。有酸素運動は気持ちがいいですからね。石渡治『10月の満月に一番近い土曜日』は、その詩的なタイトルとは裏腹に、「世界で最も過酷なレース」と称されるトライアスロンの魅力に取り付かれたアスリートたちの短編集。私、これを読むまで、ハワイがトライアスロンの発祥の地であり、いまも最高峰のレースがハワイ島で行われていることを知りませんでした。スイム3.8km、バイク180 km、ラン42.195 kmこれを走破するのですから、まさに「アイアンマン」の名にふさわしい競技ですね。作品の中には、60歳過ぎの高齢者や会社を辞めてアイアンマンを目指そうとするサラリーマン、そして、大ケガから奇跡の復活を目指す山本光宏のような実在の人物も織り込まれています。読んでいて思ったのは、まさに、「人生を賭ける」くらいのほとばしるエネルギーや勢いがなければ、「アイアンマン」にはなれないのだということです。そして、素晴らしいのは、「完走した者は皆、勝者なんです」というフレーズ。私も水泳が好きですが、まさに泳いだ後の達成感を噛み締めたくて、へっぽこ泳ぎを繰り返しているようなものです。よし、ワシも一念発起してアイアンマンを目指すのだ!!と、いつか言ってみたいなぁ。 (2010.12.19)
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ユーザーのレビュー

(5.0)

投稿日:2017年03月07日

過酷なトライアスロンに挑むアマチュアアスリートの物語

スポーツ漫画が上手い石渡治氏が描くトライアスロン。トライアスロンと言っても距離によって様々な種類があるが、これはその中でも特に過酷な「アイアンマン」、スイム3km、バイク180km、ラン42.195kmっておい。最後のフルマラソン42.195kmだけでも一般人には超過酷なのに、その前に3km泳いで180km自転車乗ってだと?信じられん。しかも、この作品で登場するのは、鍛えに鍛えてトップを目指すプロアスリートではなく、そんな過酷な競技にそれぞれの思いを抱えて完走を目指すアマチュアアスリート。ばあちゃんが出て来た回は特に驚いた。こんな世界もあるのか~。ものすごい過酷なレースと、感動のフィニッシュが、目に浮かぶような素晴らしい画力。無理だけど、一度トライアスロンに挑戦してみたくなる。なぜこのアイアンマンレースが「10月の満月に一番近い土曜日」に行われるのか、それも納得。
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