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衆楽苑  (2)

「衆楽苑」は、どの年代の客が訪れても口に合う味を守っているという。上野駅に新幹線ホームが新設され大きく姿を変えたのに対し、「衆楽苑」は昔と変わらない居心地の良さを保っている。だからこそ、人はそこに戻りたくなるのだろう。ある夏、就職活動をあきらめたアイコは、初めて出会った男女3人と5日間を遊んで過ごした。夢のように楽しかったけれど、一緒に過ごしたみんなの本名をついに尋ねることなく別れた。もしかすると最後に食事した「衆楽苑」に行けば、また会えるのかもしれない。そんな思いを胸に「衆楽苑」を訪ねるが……。大学生のひと夏の思い出を描いた「さめないうちに」から最終話「いつかまたあの店で」、特別収録作品「さんさ橋」を収めた第2巻。小山田いくのセンス溢れる佳作が並ぶ。

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書籍の詳細
  • 書籍名: 衆楽苑  (2)
  • 著者名: 小山田いく
  • eBookJapan発売日: 2008年11月21日
  • 出版社: ジュークブックス
  • 電子書籍のタイプ: 画像型
  • ページ数: 291ページ
  • 立読ページ数: 17ページ
  • ファイルサイズ: 39.1MB
  • 関連ジャンル: 青年マンガ社会派人情仕事
  • 対応デバイス: WindowsMaciPhoneiPadAndroidブラウザ楽読み

書店員のレビュー

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かつて、東京駅が東北新幹線の終着駅となるまでは、上野駅が東北地方からの玄関口でした。その上野駅のすぐそばに、数年前まで「聚楽台」という昭和の香りが漂う大衆レストランがあって、上野のランドマーク的な存在でした。東北から東京に出て、初めて入った思い出のお店として語られることもしばしばです。古くは、集団就職で上京した少年少女も数多く来店したのだとか。初めて食べた東京のレストランの味は、どんな味がしたのでしょう。この「聚楽台」を連想させる舞台設定の作品が『衆楽苑』(小山田いく)です。物語は各話が読み切りで、主人公は衆楽苑を訪れるお客さんです。短いエピソードの中に、それぞれの人生の空模様を見事に描ききっていて、度々心揺さぶられます。私が好きなお話は、いわきから上京した営業マンが、衆楽苑で知り合った老人から高価と思しき宝石を預かって、逡巡するエピソードです。劇画の大家から、短編にひとつの話をまとめる労苦を聞かされたことがありますが、秀逸揃いの短編をこれだけ連作したというだけでも、ちょっとした奇跡ではないでしょうか。聚楽台…じゃなかった、衆楽苑のようなお店に明るい笑顔が満ち溢れている光景って本当に素晴らしい、そう思わされました。
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ユーザーのレビュー

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(5.0)

投稿日:2016年03月25日

小山田作品の到達点、完全版

小山田いく後期作品の代表作で、当事、話数が足りず単行本では最後まで刊行されず、幻の名作とも呼ばれた作品です。
この電子版は、後にブッキングから復刊された完全版がベースで最終話まで収録されています。
紙の復刊本は非常に高価でしたが、この価格で読めるとは。
お勧めです。
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