ユーザー評価なし レビューを見る
されど われらが日々──

私はその頃、アルバイトの帰りなど、よく古本屋に寄った。そして、漠然と目についた本を手にとって時間を過ごした。ある時は背表紙だけを眺めながら、三十分、一時間と立ち尽した。そういう時、私は題名を読むよりは、むしろ、変色した紙や色あせた文字、手ずれやしみ、あるいはその本の持つ陰影といったもの、を見ていたのだった。(本文より)憂鬱ななかにも若々しい1960年代の大学の青春を描いた、この時代を象徴する歴史的青春小説。第51回芥川賞受賞作。

  • 444(税別)で 今すぐ購入

    獲得ポイント 5pt(1%還元)

  • この作品の新刊を通知
    ONOFF
  • この著者の新刊を通知
    ONOFF
書籍の詳細

書籍一覧

1~1件/1件 を表示

  • 1
  • 1

書店員のレビュー

一覧を見る

1964年下期の芥川賞受賞作品です。青春小説といわれますが、たとえばその9年前に同じ芥川賞をうけ、若者の生態を描いて世に衝撃を与えた石原慎太郎「太陽の季節」とは、陰と陽というべきでしょうか。舞台は東大(大学院)、「駒場寮」「歴研」「共産党」「共産同」「六全協」といった言葉が記号となって1960年代――政治の季節の青春物語を形作っています。かつて静かな共感を感じた経験を持つ人たちもすでに定年世代。年を経て改めて読み直して欲しい1冊です。(2009/8/7)
  • 参考になった 2

オススメ特集

一覧を見る

ここもチェック!

コンテンツについて

  • この商品は紙書籍ではありません。すぐにご覧いただける電子書籍です。
  • デジタルコンテンツのため、商品の性質上、返品できません。
  • 紙書籍とは内容が異なる場合がございます。また、サイトに表示されているサムネイルと電子書籍の表紙画像が異なる場合がございます。予めご了承下さい。
  • 対応デバイスに記載されていない端末は、購入できても読書はできません。ご注意下さい。
  • Mac OS X 10.5/10.6をご利用で最新版のebi.BookReaderがご利用できないお客様は、サイトの表記でMacが利用可能端末となっていてもリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。
  • Android OS 5.0以上でebiReaderをご利用のお客様は、サイトの表記でAndroidが利用可能端末となっていても一部のリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。