歌舞伎座の怪人

歌舞伎座の怪人

中村獅童

1,430円(税込)
クーポン利用で429円獲得へ

中村獅童って、こんな人だったの?ーー「親のないのは首のないのと同じこと」。歌舞伎界のゴッドマザーといわれた祖母・小川ひな(三代目時蔵夫人)にこう言われ、役者の道を諦めるよう諭された十代の頃。「ぼくには歌舞伎の血筋はあるけれど、後ろだてはありません」といいながら、それでも歌舞伎への夢を諦められない獅童が、舞台や撮影の合間に思いの丈を綴った自伝的エッセイ。硬派なイメージの底に隠された、素直で小さな「獅子の童」の姿に驚かされます。[獅童を支える豪華な顔ぶれ] 装画・あべ弘士(「あらしのよるに」絵本作家)による描き下ろし「絵で楽しむ歌舞伎座案内」 口絵写真・篠山紀信「假名手本忠臣蔵 斧定九郎」「封印切 亀屋忠兵衛」 特別インタビュー・「萬屋の血」関容子(歌舞伎評論家) 著者秘蔵フォトも満載! (内容) 進学した日大の芸術学部演劇コースでは「歌舞伎鑑賞」が授業の中にあり、学割チケットを求め、はるか二階の後方の客席から舞台を見つめました。しかし匂いも熱もあまりに遠く、しまいには焦れったくなり、「ああ、ぼくはここにいてはいけない」。おとなしく座っていてはダメだ、いま自分が感じていることを舞台上で役をとおして語り、舞い、人々を感動の海に誘わねば――と、生意気にもそのとき、真剣に考えました。そのとき、ぼくは二十一歳でした。(第一章より)

ジャンル
ノンフィクション
出版社
講談社/文芸
提供開始日
2024/03/08

この作品をシェアする

閉じる
開く

クーポン利用で【70%OFF】429円(税込)で購入できる! 6回利用可能

初回ログインでもらえる70%OFFクーポン

2024/07/31 23:59 まで有効