自由の眼神 11
ザルツブルグ。音楽祭で名が通ってる、映画『サウンド・オブ・ミュージック』にも出て来る都市。けどサッカー界での名は一流ではないことは確か。オーストリアそのものが、ヨーロッパの各国リーグの中で、あまりに知られてない。今まで、日本選手が国外へ行く場合、ほぼ名の通ったチームで。例えば高原であり、古くは奥寺のブンデスリーガ。そのリーグの中で優勝争う強豪、スコットランドの中村もまたその国のトップ。さすがイタリアでは招かれても、日本人選手はそのナカムラとヒデくらいしか通じなかったけれど。今、輪が広がってスイスリーグ、フランスリーグと二番手リーグにも選手が行くようになりましたけど、オーストリアは初ですね。ただ、このチームは国でトップクラス、つまりヨーロッパのリーグチャンピオン決めるような試合に出場出来るチャンスがある。これは「美味しい市場」と選手にとっては魅力でしょう。多分そこを狙って、二人は移籍したのでしょうね。
それは計算上で、まず出場出来ての話。日本代表クラスの二人がここでどれほど戦力になるか、最初の機会しっかり掴まねば、UEFAカップもチャンピオンズリーグも夢。それをベンチから見ててほしくない。今や日本人選手が海外へ出ていく事が、そう珍しくもない時代。日本人だから珍しがって観客が集まるとも思えない。何人だろうと戦力か、使えないか、ファンもシビアな目で見る。二人にとっては冒険でしょう。ここでレギュラー張らないとオシム監督、代表には入れない。「レッズの時、ガンバの時は良かった」なんて後悔しないよう全力尽くしてほしい。同じ後悔するのでもドイツ語で後悔のコメント出来るくらいの間は、しっかりしがみついてほしい。ちなみにオーストリアもドイツ語です。
ひと昔前はドイツオーストリア帝国という巨大な勢力誇ってたのです。主都はウィーンですが、私はシャレたウィーンのより、古都というイメージのあるザルツブルクの方が好きだね。最初に行った印象が良くて、思わず二年続けて行ってしまいました。丘の上にカジノがありまして、その下のショッピング街が2百年前そのままでした。道が狭く西側の建物が高くなっていてトンネルの中を通るよう。その商店の看板がひとつの見物。凝りに凝って、「これがヨーロッパ!」と主張してるのですよ。丸一日、看板だけ写す為カメラ片手に歩いたものです。
残念ながらその時は一流のブンデスリーガ見た帰り、ミュンヘンから国境越えて、ちょっとついでに立ち寄ったザルツブルクでしたので、サッカーは見てません。魅力感じなかったというのが正直な感想。一番の目的はカジノだったんです。そのカジノ、ヨーロッパの中でも一流。ついこの間のW杯でもドイツ・バーデンバーデンのカジノに行きましたが、そこと同じでノータイは入場出来ません。もち、パスポートも見せるんです。カジノの入り口は丘のふもと。そこにエレベーターがつけてある。つまり、山の中、トンネルというよりエントツ状に穴を掘ってエレベーターが地中を通り抜け、昇ったところがカジノの建物なんですねえ。これも面白い。
さて入り口を入ると、まさに紳士淑女といったガイジンがゴロゴロ。日本人の私から見てですが、少々気おくれする。それがまたけっこうドレスアップしておしゃれなんですね。レストランがその一角にあるのですが、またここが一流、美味。窓際がおすすめ。下を見おろすと街の夜景が素晴しい。料理もいっそう美味しくなるわけ。賭けに飽きたら、ここで一刻を過ごし、また再チャレンジするものなんですね。半ズボンで歩き回るラスベガスと大違い。気楽さならベガスでしょうが、ここは葉巻が似合うところです。何しろ建物が本物の古き良きヨーロッパなんですから。カードルームやルーレットルームと広さも余裕。世界のカジノ、十ヶ所以上行きましたが、ここは私の中でランクトップ。来る人も結構金持ちが多いと見えて、平気で一回に50万負け、百万取り通すなんてチップの張り方してる。私は一回千円が最高。平均五万円しか張りません。勝っても敗けても一晩一万円ってとこ。ムード楽しむことが最高だと思ってますんで。三都主・宮本の応援ツアーの際には、ぜひ一度、お遊びに出かけて下さい。おすすめスポットです。
投稿者: 望月三起也











